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UWBデバイスの位置特定向け試験ソリューション:ローデ・シュワルツ R&S CMP200、XT-200
ローデ・シュワルツは、同社の無線機テスター「R&S CMP200」とColby Instrumentsのディレイライン「XT-200」を組み合わせ、UWBデバイスの移動方向や信号到達角などを算出するための試験ソリューションを発表した。
ローデ・シュワルツは2021年5月、同社の無線機テスタ「R&S CMP200」とColby Instrumentsのディレイライン「XT-200」を組み合わせた、UWB(超広帯域)エコシステム向けの試験ソリューションを提供すると発表した。UWBデバイスの移動方向を高精度にシミュレーションできるようになる。
R&S CMP200は、信号アナライザーと信号発生器を統合したIFテスターで、伝導および、放射環境における送信機と受信機の測定に1台で対応する。XT-200は、2チャンネルのトロンボーンタイプのディレイラインで、被試験デバイスに対して時間分解能は0.50ピコ秒、時間範囲は0〜625ピコ秒という遅延特性を持つ。
デバイス間距離や信号到来角を算出
UWB技術は、デバイス自体が距離や移動方向、他の機器との相対位置により自らの位置を決定する機能に基づいている。R&S CMP200とローデ・シュワルツのWMT(無線製造テスト)ソフトウェアサービス、XT-200を組み合わせることで、送信機から受信機までの信号到達時間を使ったデバイス間距離の算出や、信号の到来角(AoA)と到来の位相差(PDoA)の特性評価など、キャリブレーションや検証を含めたUWB試験が可能になる。
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