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三相出力機能を搭載したプログラマブル交流電源:B&Kプレシジョン 9830Bシリーズ
B&Kプレシジョンは、柔軟に多相システムを設定できるプログラマブル交流電源「9830B」シリーズを発売した。同一機種を2台または3台接続することで、三線単相、二相、三相のシステムを構築できる。
B&Kプレシジョンは2021年9月、柔軟に多相システムを設定できるプログラマブル交流電源「9830B」シリーズの発売を発表した。3年間の保証付きで、最大電力2000VAの「9832B」が75万2990円、同3000VAの「9833B」が89万2990円。別売りのアダプター「TL983P」が1万5790円、三相キット「TL983P-KIT」が4万1790円だ(各税別)。
同一機種を2台または3台接続することで、三線単相、二相、三相のシステムを構築できる。プリコンプライアンス試験、グリッド障害や電圧低下などのシミュレーション、受動部品の評価や製造現場、アビオニクスのテストなどに適している。
マスタースレーブ接続による三相システムを構築できる
電圧は最大300Vで、AC、DC、AC+DCが出力可能。周波数は45〜600Hz、位相は0〜360度で、フロントパネルから設定できる。正弦波、方形波、クリップ正弦波といった標準的な波形のほか、30個のTHD波形を内蔵する。
三相電力を出力する場合は、TL983Pで同一機種を3台接続し、マスタースレーブ接続する。三相キットTL983P-KITも用意している。
アプリケーションソフトウェアから、各電源の電圧、電流、電力の実測値をリアルタイムで表示可能。三相モードでは電圧と周波数を遠隔制御し、多相モードでは各電源の電圧、位相角のパラメーターを制御できる。IEC61000-3-2に準拠する。
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