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140dB超のダイナミックレンジを実現した8.3MピクセルCISオンセミ AR0821CS

オンセミは、1/1.7インチで8.3MピクセルのCMOSイメージセンサー「AR0821CS」を発表した。eHDR技術を採用しており、140dB超のダイナミックレンジを達成。厳しい照明条件下でも高品質な画像を提供する。

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 オンセミ(onsemi)は2021年10月、1/1.7インチで8.3MピクセルのCMOSイメージセンサー「AR0821CS」を発表した。既に、量産および販売を開始している。


CMOSイメージセンサー「AR0821CS」

 AR0821CSは、組み込み型ハイダイナミックレンジ(embedded High Dynamic Range:eHDR)技術を採用しており、140dB超のダイナミックレンジを達成している。

 8.3Mピクセルの4Kビデオを60フレーム/秒で撮影可能で、同社独自の2.1μm DR-Pix 裏面照射(BSI)ピクセルデザインにより、高い量子効率を有する。また、複数のサブサンプリングモードを搭載。データ転送量を最適化し、用途に応じて画像を高速で提供する。

迅速なカメラシステム開発を支援

 同社のコプロセッサ「AP1302」や、同社の技術パートナーが提供するISP(Image Signal Processor)、SoC(System on Chip)に対応する。AR0821CSベースのカメラシステムを開発する際には、「DevSuite」ソフトウェアやDevSuiteに同梱のカスタムファームウェアが開発を効率化し、製品の迅速な市場投入を支援する。

 厳しい照明条件下でも高品質な画像を提供するため、スキャナーやリーダー、マシンビジョンカメラ、ドローン、ダッシュボードカメラ、スマートビルディングの監視およびセキュリティシステムといった、さまざまな用途に使える。

 なお、AR0821CSは、Baslerのカメラモジュール「dart」ファミリーに既に採用されている。

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