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4Kテレビやゲームに適したAIエンジン搭載SoCMediaTek Pentonic 700

MediaTekは、リフレッシュレート120Hzの4Kテレビに適したAIエンジンを搭載したSoC「Pentonic 700」を発表した。スマートTVやゲーム、ビデオ会議などに適する。2022年10〜12月に、同SoC搭載のスマートTVを発売予定だ。

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 MediaTekは2022年8月、リフレッシュレート120Hzの4Kテレビに適したAI(人工知能)エンジンを搭載したSoC(System on Chip)「Pentonic 700」を発表した。スマートTVやゲーム、ビデオ会議などに適する。2022年10〜12月に、Pentonic 700を搭載したスマートTVを発売する予定だ。


AIエンジン搭載のSoC「Pentonic 700」 出所:MediaTek

複数コンテンツの同時ストリーミングも可能

 Pentonic 700の統合AIプロセッシングユニット(APU)は、同社の「AI-Super Resolution」「AI-Picture Quality(AI-PQ)Scene Recognition」および「AI-PQ Object Recognition」に対応し、画質設定の自動最適化、奥行きを強調する画像処理が可能で、鮮明でシャープな映像を提供する。

 また、Dolby Vision IQの「Precision Detail」に対応し、映像に質感と深みも与えている。部屋の明るさに連動して輝度調整する「HDR10+ Adaptive」機能、音声アシスタント、スマートホームデバイス管理機能も搭載する。ハードウェアビデオデコーディングエンジンは、HEVC、AV1、AVS3のほか、最新のVVC(H.266)規格にも準拠する。

 最大144Hzの可変リフレッシュレート(VRR)にも対応するため、画面のちらつきやコマ落ちの無いゲーミング製品も生産可能だ。さらに、表示遅延を抑える「HDMI 2.1自動低遅延モード(ALLM)」や、没入型サウンドを与える「Dolby Atmos技術」を搭載する。

 ピクチャーバイピクチャー(PBP)およびピクチャーインピクチャー(PIP)機能により、異なるコンテンツをテレビ画面に同時に表示できる。家庭やオフィスで、スポーツイベントやビデオチャット、会議資料などの同時ストリーミングを可能にする。

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