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第4世代のマルチプロトコルSoCノルディックセミコンダクター nRF54H20

ノルディックセミコンダクターは、同社の第4世代のマルチプロトコルSoC(System on Chip)「nRF54H20」の販売を開始した。Bluetooth 5.4やLE Audio、Bluetoothメッシュ、Matter、Threadといった規格に対応する。

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 ノルディックセミコンダクターは2023年4月、同社の第4世代のマルチプロトコルSoC(System on Chip)「nRF54H20」の販売を開始した。Bluetooth 5.4やLE Audio、Bluetoothメッシュ、Matter、Threadなどの規格に対応する。製造プロセスは、GlobalFoundriesのFD-SOI技術「22FDX」を採用。一部顧客向けにサンプル提供も開始している。

マルチプロトコルSoC「nRF54H20」
マルチプロトコルSoC「nRF54H20」 出所:ノルディックセミコンダクター

 Arm Cortex-M33やRISC-Vコプロセッサをそれぞれ複数内蔵する。プロセッサのクロック周波数は最大で320MHz。各プロセッサは、特定のタイプの作業に対して最適化されている。

アプリケーションプロセッサの処理能力が倍増

 アプリケーションプロセッサは、同社従来品「nRF5340」に搭載したものと比較して、処理能力が倍増した。メモリは2Mバイトの不揮発性メモリ、1MバイトのRAMを統合している。

 インタフェースは、400Mビット/秒の外部メモリインタフェースを搭載。これに加え、480Mビット/秒のUSB、周辺機器用に2つのI3C、CAN FDコントローラー、14ビットADCなどを備える。

 RX感度は、1Mビット/秒のBluetooth LE信号受信時で−100dBm。また、無線RX消費電流がnRF5340から半減している。

 セキュリティ面では、PSA認証レベル3をはじめ、Secure Boot、Secure Firmware Update、Secure Storageなどのセキュリティサービスにも対応している。また、サイドチャンネル攻撃に対して強化された暗号アクセラレーターや、攻撃を検知して対処するタンパーセンサーを備える。

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