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BMS評価向け直流安定化電源、複数台接続でDC1000Vまで対応:テクシオ・テクノロジー PMSシリーズ
テクシオ・テクノロジーは、BMS(バッテリーマネジメントシステム)を評価する、多チャンネル直流安定化電源「PMS」シリーズの受注を開始した。14または12チャンネルを備え、各チャンネルが独立して運転できる。
テクシオ・テクノロジーは2023年10月、BMS(バッテリーマネジメントシステム)を評価する、多チャンネル直流安定化電源「PMS」シリーズの受注を開始した。価格はオープン。
出力電流300mAの「PMS300-12」「PMS300-14」、400mAの「PMS400-12」「PMS400-14」を用意する。USBやLAN、GP-IB(オプション)を介して制御するドロッパー式の直流安定化電源で、1ユニットに14または12チャンネルを備える。
各チャンネルが独立して運転可能
各チャンネルを絶縁していて、それぞれが独立して運転できる。各チャンネルの出力電圧は0〜5V。入力AC電圧は100Vで、120、200、220Vを選択することも可能だ。
複数台を用いて各チャンネルを直列接続することで、最大1000Vまで使用できる。チャンネルとGND(接地)間、各チャンネル間、チャンネルとIF間はいずれも1000Vの耐圧を備える。
また、最大16ユニットまで制御可能なソフトウェアを搭載する。OHP(過熱保護)、OVP(過電圧保護)、OCP(過電流保護)などの保護機能も備えた。オプションで、Sink機能やGP-IBインタフェースにも対応する。
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