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無線サブシステムを搭載した産業/IoT向けワイヤレスMCUOTAソフトウェアアップグレードに対応

NXPセミコンダクターズは、産業およびIoT用途向けのワイヤレスマイクロコントローラー「MCX W」シリーズを発表した。MCXファミリーに多様な接続性が加わることで、IoTデバイスの開発を支援する。

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 NXPセミコンダクターズは2024年4月、産業およびIoT(モノのインターネット)用途向けのワイヤレスマイクロコントローラー「MCX W」シリーズを発表した。サンプルの提供開始は、2024年下半期を予定している。

ワイヤレスマイクロコントローラー「MCX W」シリーズのイメージ
ワイヤレスマイクロコントローラー「MCX W」シリーズのイメージ 出所:NXPセミコンダクターズ

 同シリーズ最初のファミリーは、最大96MHzで動作するArmの「Cortex-M33」を搭載した「MCX W71x」「MCX W72x」で、ともにOTA(Over The Air)ソフトウェアアップグレードが可能な無線サブシステムを搭載している。メモリサイズの拡張にも対応可能だ。

 動作温度範囲は−40〜+125℃。CANインタフェースをはじめとした、産業用アプリケーション向けペリフェラルを搭載する。

Bluetoothチャネルサウンディング規格に対応

 MCX W71xは、シングルチップソリューションを備えている、あるいはホスト型アーキテクチャでのコプロセッサとして使用できる、比較的シンプルなIoTデバイス向けとなっている。

 MCX W72xは、Bluetoothチャネルサウンディング規格に対応。測距のレイテンシを低減する、専用のオンチップ位置特定演算エンジンアクセラレーターを備える。また、アプリケーション固有のコードやOTAファームウェアアップデート、コネクティビティスタック向けにメモリを追加している。無線サブシステムは、Bluetooth Low Energyスタックと併せて、ZigbeeあるいはThreadスタックをフル実行できる。

 MCX Wシリーズは、プロダクショングレードのソフトウェア、ドライバー、ミドルウェアをまとめて提供する開発ツール「MCUXpresso SDK」などの「MCUXpresso」エコシステムに対応する。開発者は、ワイヤレス認証を取得したハードウェア開発プラットフォーム「MCX W FRDM」ボードをIoTデバイスの開発に活用できる。

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