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40V入力対応の車載用300mA LDOレギュレーター、STマイクロ出力精度±2%を確保

STマイクロエレクトロニクスは、車載用300mA LDOレギュレーター「L99VR03」を発表した。最大40Vの入力電圧で動作する。静止電流は、無負荷時3.5μA、イネーブルオフ時800nAに抑えた。

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 STマイクロエレクトロニクスは2025年9月、車載用300mA LDOレギュレーター「L99VR03」を発表した。大量購入時の参考価格は、VFDFN8Lパッケージ品で0.39米ドル(約58円)、PowerSSO12パッケージ品で0.51米ドル(約75円)だ。

 同製品は、最大40Vの入力電圧で動作可能。静止電流は、無負荷時で3.5μA、イネーブルオフ時で800nAに抑えた。ソフトスタート回路を備えていて、起動や障害復旧時の電流を制限できる。

車載用300mA LDOレギュレーター「L99VR03」
車載用300mA LDOレギュレーター「L99VR03」 出所:STマイクロエレクトロニクス

動作温度範囲は−40〜+175℃

 ボディー制御モジュールやテレマティクス、照明制御、ヘッドユニット回路などへの電力供給が可能。動作温度範囲は−40〜+175℃で、内燃エンジン車のボンネット内や電気自動車(EV)の駆動用パワーモジュール内でも使用できる。

 出力は、3.3Vまたは5Vの固定オプションを備えた。出力精度は、全動作条件下で±2%を確保している。コールドクランクやロードダンプのような過酷な状況でも安定した出力を維持可能だ。ノイズ除去能力は1kHzで60dB超に達していて、最小2.2μFの出力容量で安定して動作する。

 パッケージは、VFDFN8L(3×2mm)とPowerSSO12(4.9×3.9mm)の2種を用意した。VFDFN8Lは、裏面に電極を備えたウェッタブルフランク構造になっている。PowerSSO12は大型ヒートスプレッダーを備え、放熱性能に優れる。

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