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RCP活用の10BASE-T1Sエンドポイント、マイクロチップ:エッジノード構成の簡素化に寄与
マイクロチップ・テクノロジーは、RCPを活用した10BASE-T1Sエンドポイント「LAN866x」ファミリーを発表した。Ethernetパケットからローカルのデジタルインタフェースに直接変換できる。
マイクロチップ・テクノロジーは2025年11月、RCP(Remote Control Protocol)を活用した10BASE-T1Sエンドポイント「LAN866x」ファミリーを発表した。既にサンプル受注を開始している。
同ファミリーを用いることで、Ethernetパケットからローカルのデジタルインタフェースへの直接変換が可能。エッジノード構成の簡素化に寄与する。
ソフトウェアレスで動作
ソフトウェアレスで動作するため、ノードごとのソフトウェア開発が不要だ。開発期間やシリコンの使用量、実装面積を削減できる。10BASE-T1Sマルチドロップトポロジーを用いることで、オールEthernetのゾーン型アーキテクチャをサポートした。車載ネットワークの配線やコストを削減できる。
照明制御や車載オーディオ、各種センサー、アクチュエーター向けなど、幅広い用途で利用できる。EthernetデータをLEDドライバー制御やオーディオ信号の入出力に直接ブリッジできるため、エッジ側の処理を効率化する。
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