堅牢性と精度を両立 キーサイトの120MHz対応ハンドヘルドアナライザー:RF環境での信号解析を想定
キーサイト・テクノロジーは、120MHzのギャップレスIQストリーミングに対応した、ハンドヘルドアナライザー「N99xxD」シリーズを発表した。RF環境での信号解析を用途に想定している。
キーサイト・テクノロジーは2025年12月、120MHzのギャップレスIQストリーミングに対応した、ハンドヘルドアナライザー「N99xxD」シリーズを発表した。フィールド向け計測器としての堅牢性と、ラボ向けアナライザー並みの性能、精度を両立している。
N99xxDシリーズは、120MHz帯域のIQストリーミングにより、途切れないデータ捕捉や効率的なストリーミングに対応。過渡現象や干渉イベントを逃さず取得できる。フィールドで取得した広帯域RF信号をデータ欠損なくキャプチャーし、ラボでの詳細解析へシームレスに連携できる。5Gやレーダー、次世代6G、衛星通信といったRF環境での信号解析を用途に想定している。
最大54GHz対応、14モデルをラインアップ
ウォームアップ不要で±0.1dBの絶対振幅精度を達成し、優れたRF性能を備える。LinuxベースのOSを採用し、セキュリティやファイル管理機能を強化した。操作性や効率性の向上を図るため、タッチスクリーン対応のUI(ユーザーインタフェース)を採用している。
最大周波数は14/18/26.5/32/44/50/54GHzの7レンジで、構成違いを含めた14モデルを用意する。ベクトルネットワーク解析やスペクトラム解析、リアルタイムスペクトラム解析、EMI解析、雑音指数測定、パルス信号生成、AoA(Angle of Arrival:到達角度)やTDoA(Time Difference of Arrival:到達時間差)による方向探知など、25種類以上のソフトウェア定義アプリケーションをサポートする。
同社のスペクトラム管理ソフトウェア「KSMS S9910A」と組み合わせることで、AIを活用した無線信号分類も可能。機械学習(ML)モデルや広帯域信号キャプチャーにより、LTEやWi-Fi、5G NR、Bluetoothといった主要な無線規格を分類できる。
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