大型EVの充電設備向けテストシステム、キーサイト:将来規格も見据えた設計
キーサイト・テクノロジーは、電気自動車(EV)充電テストソリューション「SL2600A」「SL1047A」を発表した。SL2600Aは、大型車両向けメガワット充電の検証に対応可能だ。
キーサイト・テクノロジーは2026年1月、高出力およびメガワット級の充電設備向けとして、電気自動車(EV)充電テストソリューション「SL2600A Megawatt Charging Discovery System(SL2600A)」「SL1047A Scienlab Charging Discovery System - High-Power Series」(以下SL1047A)を発表した。
SL2600Aは、大型車両向けメガワット充電の検証に対応するテストシステムだ。最大1500V、1500Aまでの電圧、電流条件をサポートする。モジュール構造を採用し、電動車両と充電ステーションの双方を単一システムで試験可能。これにより柔軟性を高め、設備投資の効率化を図る。NACSやCCSなど将来規格も視野に入れた設計で、充電エコシステムの変化に対応する。
ソフトウェアで性能拡張可能
一方、SL1047Aは、ソフトウェアで性能拡張が可能な高出力充電テストシステムになる。初期構成で400A、1000Vに対応し、ハードウェア交換なしで最大800A、1500Vまで拡張できる。GB/T 2024などの主要な国際充電規格に準拠した。適合性試験や相互運用性試験を包括的に実施できる。充電通信試験機能も強化し、複雑化するEV充電要件に対応する。
EV市場では、急速充電から大型商用車、産業車両向けのメガワット級充電まで、充電インフラの高出力化や多様化が進んでいる。一方で、相互接続性や安全要件への対応に加えて、MCSやCCS、ISO 15118、GB/T、CHAdeMOなどの国際規格への準拠が求められていて、テスト環境の高度化が課題になっている。
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