48V USB PD EPR向け保護デバイス、Semtech:産業グレードの信頼性に対応
SemtechのTDS5311PはFETベースのクランプにより一定のクランプ電圧を維持し、48V USB PD EPRアプリケーション向けに高い耐サージ性能と信頼性を提供するデバイスである。
Semtechの回路保護デバイス「TDS5311P」は、48V USB PD EPR(Extended Power Range)アプリケーション向けにほぼ一定のクランプ電圧を提供する。同社の「SurgeSwitch」ファミリーの1つで、最大53Vで動作する単一の電圧バスまたはデータラインを保護し、産業グレードの信頼性を必要とする機器やシステムに対応する。
従来のTVSダイオードとは異なり、TDS5311Pはサージ耐量を備えたFETを主な電気的過ストレス(EOS)保護素子として使用する。サージイベントの最初のマイクロ秒(μs)から最大定格電流に至るまで、−40℃〜+125℃の産業用温度範囲全体にわたり、ほぼ一定のクランプ電圧を維持する。
TDS5311Pは、最大24A(8/20μs)の過渡電流と1512W(8/20μs)のピークパルス電力に対応する。IEC 61000-4-5の産業用サージ規格(±1kV、RS=42Ω、CS=0.5μF)に適合し、さらにIEC 61000-4-2のESD耐性として±20kV(接触)および±25kV(気中)を満たす。クランプ電圧の代表値は24A(8/20μs)時で60Vだ。
TDS5311Pは、2.0×2.0mmの6ピンDFNパッケージを採用。SMAJやSMABパッケージと比較してPCB面積の節約に寄与する。3000個入りのテープ&リールで供給し、単価は0.38256米ドル(リール単価1147.68米ドル)だ。
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