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省電力/低電圧のウェアラブル向けAMRセンサー、村田製作所:磁気スイッチとして使用可能
村田製作所は、ヘルスケアやウェアラブル機器向けのAMRセンサー「MRMS166R」「MRMS168R」を量産開始した。低消費電流かつ低電圧動作のため、小型機器での磁気スイッチとして使用できる。
村田製作所は2026年4月、ヘルスケアおよびウェアラブル機器向けの異方性磁気抵抗(AMR)センサー「MRMS166R」「MRMS168R」の量産を開始した。
MRMS166Rは、平均消費電流20nA(電源電圧1.5V時)で動作可能。酸化銀コイン電池などの電圧が低い電源環境でも安定して駆動する。1.2Vの低電圧駆動のため、電源条件が制限される機器でも安定して動作する。
回路全体を改良することで、低消費電流と低電圧動作を両立した。待機時の電池消耗を抑えられるため、コイン電池でも2年以上の動作が可能になる。最大出力電流は1mA(1.5V時)だ。
3V駆動用途向けもラインアップ
MRMS168Rは3V駆動用途向けで、平均消費電流が80nA、最大出力電流が12mA(ともに3.0V時)。2.0〜3.6Vで動作する。
両製品は磁気スイッチとして、磁石の接近や離脱を検知して機器を待機状態から起動させるスリープおよびウェイクアップ機能などに使用できる。パッケージサイズは、いずれも1.0×1.0×0.4mm。実装スペースが限られたカプセル内視鏡やワイヤレスイヤフォンなど、小型デバイスへの搭載に適する。
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