ニュース
48V車載向けTVSダイオード、Littelfuse:低クランプ電圧で過渡電圧を保護
Littelfuseは、48V車載電子機器向けTVSダイオード「TP5.0SMD-FL」「TP1KSMB-FL」を発表した。低いクランプ電圧と高速応答により、過渡電圧から回路を保護する。
従来品より大幅に低いクランプ電圧と、より平坦なクランプ特性
Littelfuseは、「TP5.0SMD-FL」シリーズおよび「TP1KSMB-FL」シリーズの2種類のTVSダイオードを発表した。これらは48V車載電子機器を過渡電圧から保護する製品である。FlatSuppressX TVSアーキテクチャを採用し、従来のTVSコンポーネントと比べて大幅に低いクランプ電圧と、より平坦なクランプ特性を実現する。フォールドバック/スナップバック機能によって過渡応答を厳密に制御しながら、ラッチアップのリスクを回避する。
「TP5.0SMD-FL」シリーズは、DO-214AB(SMC)パッケージで最大5kWのピークパルス電力定格に対応する。「TP1KSMB-FL」シリーズは、DO-214AA(SMB)パッケージで最大1kWのピークパルス電力定格に対応する。両シリーズともAEC-Q101認定を取得していて、システム要件に応じた拡張性のある保護オプションを提供する。また、そのアーキテクチャによりシステム効率を高め、下流側で使用する部品の耐圧定格を低く抑えることが可能になる。
これらのTVSダイオードは、特に48Vアーキテクチャを採用する車載電子機器におけるIOインタフェース、電源バス、その他の保護が必要な回路向けに最適化されている。過渡電圧に対して通常1ピコ秒未満という高速応答を実現する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
消費電流1.5μA、感度14ガウスのTMRスイッチセンサー
リテルヒューズは、TMRスイッチセンサー「TX00AS314TRA」を発表した。標準消費電流は1.5μAと低く、最大1kHzの高速検出に対応する。感度は約14ガウスで、小型磁石でも検出できる。
タップ式高入力コンバーター(1)基本回路とその動作
今回はタップを設けたチョークを使用して高入力電圧に対応したDC/DCコンバーターを紹介します。
電解コン液漏れの先に見えたもの――搬送機器のコントローラー修理【後編】
今回は搬送機器のコントローラーの調査と修理の続きだ。本命のCPU基板と不具合内容の『通信エラー』を調査して修理した。
30年前に関わった半導体用温調器、調査で判明した設計の盲点
修理を指導している友人から、技術支援の依頼があった。聞けば、筆者が30年ほど前、半導体製造装置の業務に従事していた時に関わった温調器に関する問題だったため、少し踏み込んで調べてみることにした。
80Vで遮断容量14kA AIサーバ向け表面実装型ヒューズ
リテルヒューズは、80VDCで14kAの遮断容量を可能にする、表面実装型ヒューズ「NANO2 708」シリーズを発表した。12.5×10mmのコンパクトな表面実装パッケージを採用し、定格電流は60〜200Aに対応する。
注目の「EIS」採用バッテリー監視IC、熱暴走も素早く検知
Texas Instruments(以下、TI)の日本法人である日本テキサス・インスツルメンツ(以下、日本TI)は2026年6月24日、電気化学インピーダンス分光法(EIS)エンジンを統合したバッテリーモニターIC「BQ79826Z-Q1」を発表した。EIS技術の採用により、EVやAIデータセンターなどの厳しいバッテリー監視への要求に応える。
