ルネサスのGaN採用、140W USB-C PD 3.1対応電源:QRフライバックで回路を簡素化
Eggtronicは、ノートPC用アダプターなどのUSB Type-C給電機器向けに、最大140W出力に対応するUSB Power Delivery(USB PD)3.1準拠のAC-DC電源リファレンスデザインを発表した。
ピーク効率95.5%、軽負荷時でも92%超の効率を実現
Eggtronicは、ノートPC用アダプターなどのUSB Type-C給電機器向けに、最大140W出力に対応するUSB Power Delivery(USB PD)3.1準拠のAC-DC電源リファレンスデザインを発表した。同リファレンスデザインは、EggtronicのデュアルコントローラーIC「EPIC」とルネサス エレクトロニクスの耐圧700V、オン抵抗150mΩのSuperGaN FET「TP70H150G4LSG」を組み合わせたもの。ピーク効率95.5%を達成し、軽負荷時でも92%を超える効率を実現する。
一般的なUSB Type-Cアダプターでは、LLCやAHB(Active Half Bridge)、ACF(Active Clamp Flyback)などの回路方式が用いられる。これに対して今回のリファレンスデザインでは、QR(疑似共振)フライバックコンバーターのシンプルな構成と部品表(BOM)コストを維持しながら、140Wの高出力化を実現した。
一次側コントローラー「EPIC2ACB04」は、アクティブトーテムポールPFC(力率改善)回路と、Eggtronic独自の「QuarEgg ZVS」フライバック・スイッチング段の両方を制御する。二次側の「EPIC2ACQ07」は、同期整流、出力電圧制御、USB PD 3.1プロトコルの管理を担う。
入力電圧は90〜264VACで、最大28V/5Aの出力に対応する。また、フォトカプラーを使用しないデジタル絶縁技術を採用した。フォトカプラーやデジタルアイソレーターの代わりに、高速かつ超低遅延のデジタルフィードバックループを内蔵することで、過渡応答性能と信頼性の向上を図っている。
140W USB-C PD 3.1リファレンスデザインは既に提供を開始している。
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