スマホから車載、産業機器まで 5Gを支える最新半導体10選:AIに衛星通信、6Gも視野に(5/5 ページ)
産業用IoTやコネクテッドカー、スマートフォン向けに5Gチップ/モジュールの需要が高まっている。5G-Advancedや衛星通信に対応し、高集積化や低消費電力化を進めた10製品を紹介する。
既存4Gモジュールと互換、5G RedCapへの移行を容易に
Quectelはまた、3GPP Rel. 17準拠のRedCap対応製品を追加し、ミッドレンジの5G製品群を拡充した。世界市場向けの「RM255C-GL」と、北米向けの「RG255C-NA」だ。
Quectelによると、5Gが産業分野やIoT分野に拡大する中、5G RedCapは高速なeMBBと狭帯域IoTの間にある中程度の通信性能へのニーズに対応する技術として台頭しているという。
RM255C-GLは、3GPP Rel. 17に準拠して開発されたM.2フォームファクターの5Gサブ6GHz対応RedCapモジュールだ。最大データ通信速度はダウンリンクが223Mbps、アップリンクが123Mbpsで、5Gサブ6GHzのスタンドアロン動作とLTE Cat 4へのフォールバックに対応する。 Rel. 15および Rel. 16との下位互換性も備える。
RM255C-GLは、Quectelの5G製品「RM5x0N」「RM50xQ」シリーズとピン互換性がある。また、「EM06」「EM12」シリーズ、「EM160R-GL」「EM05」など、一部のLTE-Aおよび4Gモジュールとはピン互換性とサイズ互換性の両方を備え、LTEから5G RedCapへの移行を簡素化する。
同モジュールは、Qualcommの測位技術「IZat Gen 9VT」を統合し、GPS、GLONASS、BDS、Galileo、QZSS、NavICに対応する複数衛星測位システム対応GNSSをオプションでサポートすることで、高速かつ高精度な測位を実現する。また、USB 2.0、PCIe 2.0、PCMなどのインタフェースに対応し、Windows 10/11、Linux、Android向けのUSBドライバーも提供することで、幅広いRedCap用途に対応できる。
RG255C-NAは、LGAモジュールに封止された3GPP Rel. 17準拠の5G RedCapサブ6GHz対応製品だ。産業グレードの用途向けに設計され、URLLCやネットワークスライシングなど、5Gの主要機能をサポートする。最大データ通信速度はダウンリンクが223Mbps、アップリンクが123Mbpsだ。5Gサブ6GHzのスタンドアロンモードで動作し、LTE Cat 4へのフォールバックと Rel. 15/ Rel. 16との下位互換性にも対応する。
同モジュールは、Quectelの小型4Gモジュール「EG2x」シリーズと互換性がある。Quectelによると、産業用途や商用用途における通信容量の拡大、低遅延、信頼性の向上といった中速通信アプリケーションの要件を満たしながら、設計のアップグレードを簡素化できるという。
RG255C-NAもQualcommの「IZat Gen 9VT」測位技術を統合し、GPS、GLONASS、NavIC、BDS、QZSS、Galileoなどの複数衛星測位システムに対応する。Quectelによると、GNSSレシーバーを内蔵することで製品開発を効率化し、高速かつ高精度な測位を実現するという。
同モジュールは、USB 2.0、PCIe 2.0、PCM、UART、SGMII、SPIなど、業界標準のインタフェース群も備える。Windows 10/11、Linux、Android向けのUSBドライバーにも対応する。
RM255C-GLとRG255C-NAは、必要な規制認証と業界適合認証を取得済みである。RG255C-NAはFCC、IC、PTCRBの認証を取得し、RM255C-GLはCE、RCM、FCC、IC、GCF、PTCRBの認証を取得している。
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