マルチモーダルAI対応「xMCU」 最大400GOPSのAI推論性能:Synapticsの「Astra SR200」
Synapticsの「Astra SR200」シリーズは、マルチモーダルAIのワークロードをデバイス上で実行できるxMCUだ。最大400GOPSのAI推論性能を備え、大規模なAIモデルの実行に対応する。
数百Mバイトまで拡張可能な高帯域幅カスタムDRAM統合
Synapticsの「Astra SR200」シリーズは、従来のMCUが抱えるメモリ容量や演算性能の制約を克服し、マルチモーダルAIの処理を可能にする拡張型マイクロコントローラー「xMCU」だ。AI処理に最適化されたヘテロジニアス演算機能とアクセラレーターに加え、数百Mバイトまで拡張可能な高帯域幅のカスタムDRAMを統合している。これにより、より大規模なAIモデルや高度なマルチモーダル処理を、デバイス上で完結して実行できる。
Astra SR200シリーズは、Google ResearchのTransformer対応「Coral NPU」を搭載したSynapticsの「Torq AI」エンジンを採用し、最大400GOPSのAI推論性能を実現する。また、Armの「Cortex-M85」「Cortex-M52」コア、統合された画像処理機能と音声処理機能、ハードウェアを基盤とするセキュリティー機能も備える。階層型アーキテクチャによって最大8MバイトのSRAMと、拡張可能で高帯域幅かつ大容量のカスタムDRAMを組み合わせている。Synapticsによると、このアーキテクチャは、一般的なシステムDRAMの3分の1の消費電力でワークロードを実行できるという。
Astra SR200シリーズは、共通のハードウェア基盤とソフトウェア開発キット(SDK)を採用した、ピン互換性のある3つの製品ラインで構成される。「SR210」は、常時稼働する音声処理やセンシング向けに200GOPSの性能を実現する。「SR230」は、画像処理とディスプレイ機能に加え、オプションの音声処理機能を備え、300GOPSの性能を実現する。「SR250」は、画像処理とディスプレイの経路をそれぞれ2系統備え、高度な処理が求められるエッジアプリケーション向けに400GOPSの性能を提供する。
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