検索
ニュース

次世代高速インタフェース向けのBER測定器アンリツ MP1900Aシリーズ

アンリツは、次世代の高速インタフェース向けに、シグナルクオリティーアナライザー「MP1900A」シリーズを発売した。200G/400G EthernetやPCI Express Gen4/5などの高速バスインタフェースの設計や検証を1台で実施できる。

Share
Tweet
LINE
Hatena

1台で次世代Ethernetや高速バスインタフェースの評価に対応

 アンリツは2017年7月、次世代の高速インタフェース向けに、シグナルクオリティーアナライザー「MP1900A」シリーズを発売した。8スロットモジュラー式のビット誤り率(BER:Bit Error Rate)測定器で、200G/400G Ethernetなどの次世代ネットワークインタフェースとPCI Express Gen4/5などの高速バスインタフェースの設計や検証を1台で実施できる。


シグナルクオリティーアナライザー「MP1900A」シリーズ

 MP1900Aシリーズは、115フェムト秒(RMS)の残留ジッタ特性を持つパルスパターン発生機と15mVのエラー検出器を搭載している。伝送路損失の周波数特性を送信側と受信側で補償する回路を内蔵しており、伝送路で劣化したアイ信号のBER測定も可能になった。ノイズジェネレータでは、さまざまなジッタやノイズを信号に付加でき、再現性の高い耐力試験が実施できる。

 さらにLTSSM(Link Training Status State Machine)解析機能により、PCI Expressでリンク状態を管理する。これにより、従来の200G/400Gネットワークインタフェース向けBER測定器では困難だった、測定対象物とのリンク確立や不具合時の原因切り分けが行える。

 従来のシグナルクオリティーアナライザー「MP1800A」シリーズのモジュールを組み合わせて搭載でき、最大512Gビット/秒の伝送速度でNRZ(Non Return to Zero)やPAM(Pulse Amplitude Modulation)のBER測定が可能になる。拡張性にも優れ、最大16チャネルの32Gビット/秒パルスパターン発生器とエラー検出器、ジッタ/ノイズ付加機能を用途に応じて選択できる。

 アンリツでは、高速データセンター向けの高速電子デバイス、光デバイス、光トランシーバーの研究や開発での用途を見込んでいる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る