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温度保護機能搭載の3〜5セルバッテリー監視IC:エイブリック S-8255xシリーズ
エイブリックは、過充放電保護機能や温度保護機能を備えた、3〜5セルバッテリー監視IC「S-8255A」「S-8255B」シリーズを発売した。過充電検出電圧精度は±20mVと高精度ながら、動作時の消費電流を最大19μAに抑えた。
充放電時に高温、低温の計4温度検出が可能
エイブリックは2018年5月、過充放電保護機能や温度保護機能を備えた、3〜5セルバッテリー監視IC「S-8255A」「S-8255B」シリーズを発売した。電動工具やコードレスクリーナー、ロボット掃除機、ドローン、UPS、産業機器などの用途に対応する。
過充電検出電圧精度は±20mV、過放電検出電圧精度は±80mVと高精度でありながら、動作時の消費電流を最大19μAに抑えた。外部からの信号入力によるパワーセービング機能を搭載し、最大0.1μAの低消費電流モードで動作する。S-8255Aシリーズでは、カスケード接続によって低消費電流モードに切り替えることが可能で、暗電流によるバッテリーパック容量の消耗を回避できる。
また、TH端子にNTCを接続することで、充電/放電時にそれぞれ高温/低温の2温度、計4温度を監視できる。温度検出回路は間欠動作のため、10kΩのNTCサーミスタを使用した場合でも低消費電流の温度監視機能を提供できる。
切り替え端子により、3〜5セル直列のバッテリー保護に対応する。S-8255Aシリーズでは、カスケード機能を使って6セル以上の保護回路も構成できる。最大定格は28Vで、−40〜85℃の温度範囲で動作する。20ピンのTSSOPパッケージで提供される。
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