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ビルトインタイプの1550nm帯波長掃引光源アンリツ AQA5500D、AQB5500D

アンリツは、ビルトインタイプで小型の1550nm帯波長掃引光源2種を発売した。掃引周波数1.25kHzの「AQA5500D」と150Hzの「AQB5500D」があり、FAや医療、インフラなどでの測長や測距、形状計測用途に適している。

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 アンリツは2021年7月、ビルトインタイプの1550nm帯波長掃引光源として、掃引周波数1.25kHzの「AQA5500D」と150Hzの「AQB5500D」を発売した。FAや医療、インフラ、プラントといった分野での測長や測距、形状計測用途に適した光源で、小型のビルトインタイプであるため、各種装置に組み込める。


ビルトインタイプの1550nm帯波長掃引光源「AQA5500D」「AQB5500D」

位相連続かつモードホップフリーで波長掃引

 両製品は、従来品のベンチトップタイプと同じく、単一の狭線幅の縦モードを位相連続かつモードホップフリーで波長掃引する。干渉計や受光器、A-Dコンバーターなどと組み合わせることで、数十メートルの距離からマイクロメートルレベルの精度で測定可能なOFDR(Optical Frequency Domain Reflectometry)測定器を構築できる。

 OFDRは、レーザー光の可干渉性を利用したもので、レーザー光を出射した位置から測定対象点までの距離を非接触で計測できる光計測手法だ。高精度形状測定や薄膜の膜厚測定、微細構造の形状計測などで実用化が進んでいる。

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