「業界最小クラス」80V耐圧電子ヒューズ、東芝D&S:各種保護機能を搭載
東芝デバイス&ストレージは80V耐圧の電子ヒューズ「TCKE1401NM」を発表した。24/48/54Vの電源ライン保護に使用可能で、48V系電源を採用する産業用機器の電源ライン保護に対応する。
東芝デバイス&ストレージは2026年8月20日、80V耐圧の電子ヒューズ「TCKE1401NM」を発表した。すでに出荷を開始していて、サーバやネットワーク機器、ファクトリーオートメーション(FA)、ロボットなどの産業機器、電動工具や家電など民生機器での使用を想定する。
TCKE1401NMは4.7〜75Vの入力電圧に対応し、24/48/54Vの電源ライン保護に使用可能。オン抵抗が44.5mΩ(typ.)と低く、動作時の電力損失を抑えて機器の高効率化に貢献する。パッケージには「80V耐圧電子ヒューズとして業界最小クラス」(同社)のVQFN24D(4×4mm)を採用したことで、基板の小型化にも寄与する。
各種保護機能を1チップで実現
主な保護機能として、過電流発生時に出力電流を制御する電流制限機能や、過電圧発生時に電子ヒューズの出力をオフにする出力シャットダウン機能を備える。これらの動作しきい値は外付け抵抗で変更できるほか、外付けMOSFETによる常時監視逆流防止および入力逆接続保護にも対応する。
異常を外部回路へ通知するFLAG機能、出力電圧の状態を通知するパワーグッド機能、出力電流モニター機能も搭載する。異常状態からの復帰方式は、製品単体で自動復帰可能なオートリトライと外部信号を用いるラッチオフの2種類から切り替えられる。
近年、高出力化や高効率化を背景に産業用機器での48V系電源の採用が進んでいる。同製品は高耐圧によって48V系電源にも対応可能で、各種保護機能を1チップで実現できることから、電源ライン保護回路の高機能化と小型化に有効だとしている。
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