ニュース
定格100V/容量10μFで「世界最小」MLCC、村田製作所:リード式で基板外実装にも対応
村田製作所は、リードタイプ積層セラミックコンデンサー「RCE」「RDE」シリーズに定格電圧100VDC、静電容量10μF製品を追加し、量産を開始した。サイズは5.5×4.0×5.0×17.5mmで、「同タイプのコンデンサーとしては世界最小サイズ」(同社)になるという。
定格電圧100VDC品で静電容量10μFに大容量化
村田製作所は2026年8月、リードタイプ積層セラミックコンデンサー(MLCC)「RCE」「RDE」シリーズに定格電圧100VDC、静電容量10μF製品を追加し、量産を開始した。
サイズは5.5×4.0×5.0×7.5mmで、「同タイプのコンデンサーとしては体積と高さで世界最小サイズになる」(同社)という。
新たにラインアップに加わったのは、自動車パワートレイン、セーフティ機器向けの「RCEC72A106K3」と、民生機器、産業機器向けの「RDEC72A106K3」の2製品だ。これまで定格電圧100VDC品の最大静電容量は4.7μFだったが、10μFに大容量化した。また定格電圧も、同サイズで静電容量10μFの従来品(50VDC)に比べ約2倍に拡張している。
リード線をMLCCに取り付け、樹脂でモールドした構造を採用している。基板のたわみや振動、熱膨張などによる機械的ストレスをリード線で和らげ、コンデンサー本体にかかる負荷を低減する。基板上へ実装するチップコンデンサーでは配置しにくい、基板外などへの実装にも対応する。
使用温度範囲は−55〜+125℃で、温度特性はX7S。静電容量許容差は±10%だ。48V電源システムを採用する機器での使用を想定する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
コンデンサの基本、選択のポイント
今回は、コンデンサを取り上げる。受動部品の中で、コンデンサほど種類の多いものはない。それだけ、アプリケーションに応じてコンデンサを適切に選択することが重要だと言える。本稿では、まずコンデンサの基本的な特性項目と種類別の特徴について説明する。さらに、各種用途においてどのようなコンデンサを選択すればよいのか、そのポイントを紹介する。
重要3大部品の1つ、 コンデンサのルーツと基本機能
本連載は、TDKホームページのテクマグ「コンデンサ・ワールド」から抜粋・再構成したものです。電子回路の基本を構成するコンデンサについて、その仕組みと働きを全3回シリーズで解説します。
電話端子で大容量コンデンサーをトリクル充電
遊んでいる電話線(電話端子)があれば、それを48Vの電源供給源として利用したいとの誘惑に駆られる技術者も多いだろう。そこで、本稿では大容量コンデンサーをトリクル充電(細流充電)するための回路を紹介する。
省電力/低電圧のウェアラブル向けAMRセンサー、村田製作所
村田製作所は、ヘルスケアやウェアラブル機器向けのAMRセンサー「MRMS166R」「MRMS168R」を量産開始した。低消費電流かつ低電圧動作のため、小型機器での磁気スイッチとして使用できる。
村田製作所、車載用に「世界最大」静電容量MLCCを7品番量産へ
村田製作所は、自動車向けMLCC 7品番の量産を開始した。同社発表によると、定格電圧とサイズでそれぞれ世界最大の静電容量に達したという。

