通信距離を最大10倍に、pSemiの1.8mm角RFモジュール:BluetoothやZigbee、Threadに対応
pSemiは、BluetoothやZigbee、Thread向けの2.4GHz帯RFフロントエンドモジュール「PE566212」「PE566213」を発表した。パワーアンプや低雑音アンプ、RFスイッチを小型パッケージに集積し、RF設計を簡素化する。
集積型FEMで2.4GHz帯のRF設計を簡素化
pSemiは、Bluetooth、Zigbee、Thread向けに、2.4GHz帯のSOI(Silicon on Insulator)RFフロントエンドモジュール(FEM)「PE566212」「PE566213」を提供する。両製品は、パワーアンプ、低雑音アンプ、RFスイッチを1.8×1.8×0.63mmの小型LGAパッケージに集積し、RF設計を簡素化する。スマートホーム機器、ワイヤレスオーディオ、ウェアラブル機器、センシングシステムなどの用途を想定している。
両FEMは、最大+20dBmの送信出力電力、利得13dB時に1.8dBの受信雑音指数、標準値0.8dBのバイパス経路損失を実現する。pSemiによると、単体のSoC(System on Chip)と比較して5〜10倍の通信距離を実現できるという。同社のSOIプロセス「UltraCMOS+」を採用し、ガリウムヒ素(GaAs)やシリコンゲルマニウム(SiGe)をベースとしたフロントエンドに代わる、高集積のシリコンベースのソリューションを提供する。
PE566212は、Bluetooth Basic Data Rate(BDR)とBluetooth Low Energy(BLE)に対応し、1.5dB刻みで22.5dBの送信デジタル利得制御が可能だ。一方、PE566213は、最大+11.5dBmのBluetooth Enhanced Data Rate(EDR)にも対応し、1dB刻みで15dBの送信デジタル利得制御が可能。スマートホーム機器、ワイヤレスオーディオ、ウェアラブル機器、センシングシステムなどの用途を想定している。
両RFフロントエンドモジュールと、それぞれに対応する評価ボードは、既に提供を開始している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Qorvoのレーダー向け4chビームフォーマーIC
Qorvoは、Xバンドのフェーズドアレイレーダー向けに、4チャンネル(4ch)のビームフォーマーIC「QPX0252」を開発した。7.9〜12GHzで動作し、部品点数の削減と高い送信出力を実現する。【訂正あり】
100MHz〜1GHzをカバーするガリウムヒ素RFパワーアンプ、Qorvo
QorvoのQPA9510は、100MHz〜1GHzをカバーするガリウムヒ素(GaAs)採用RFパワーアンプを投入した。高出力と高効率を両立し、携帯端末や無線機器の最終段用途に適するとしている。
小型ウェアラブル向け 小型/超低電力BLE Rxブースター
日清紡マイクロデバイスは2026年9月、Bluetooth Low Energyなどの2.4GHz帯無線通信向けに、超低消費電流のRxブースター「NT1741」を発表した。高いRF性能を維持しつつ、LNAモード時に1.5mA、バイパスモード時に1μAの低消費電流を達成している。
LTE基地局向け高利得/高線形性パワーアンプ、利得は33.4dB
アバゴ・テクノロジーの「MGA-43128」は、同社独自の0.25μm p型HEMTプロセスを採用することで、高利得と高線形性を実現した。利得は33.4dB、変調精度(EVM)が2.5%のときの線形出力は29.1dBmである。
携帯基地局向けの可変ゲインアンプ、高い線形性を実現
高帯域通信システム用RFアナログ可変利得アンプ
IDTは2017年5月、次世代の高帯域幅通信システム向けに、広範囲な利得に対して高い直線性を維持するRFアナログ可変利得アンプ「F2480」を発表した。
