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アナログ・デバイセズ社の作るI2Cインターフェース用素子は、ちょっと違います絶縁DC/DC内蔵アイソレーションI2Cトランシーバ ADM3260

アナログ・デバイセズ社独自のiCouplerとisoPowerのチップ・スケール・トランス技術を応用したI2Cインターフェース用アイソレーション・トランシーバ「ADM3260」をご紹介します。

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ADM3260の概要

製品の特長

  • 真の双方向通信動作、I2Cインターフェース用アイソレーション・トランシーバ
  • 絶縁型DC/DCコンバータ内蔵プルアップ電源
  • 2.5kVrms絶縁(UL1577)
  • 各種安全規格に適合(UL,VDE,CSA)
  • ホット・スワップ可能
  • 伝送周波数: 1MHz
  • 動作保証温度:-40℃〜+105℃

アプリケーション

  • SMBus、PMBusなどのI2C通信のアイソレーション
  • -48V電源システムのモニター、制御装置
  • オフィス内のスイッチング・システム
  • I2C通信のレベル変換

 アナログ・デバイセズ社独自のiCouplerとisoPowerのチップ・スケール・トランス技術を応用したADM3260は、ホットスワップ可能なデジタルとパワーの統合型アイソレータです。

 2つの遅延のない双方向通信チャンネルが、全機能内蔵のアイソレートI2Cインターフェースをサポートして、加えて最大150mWのアイソレート・パワー変換をサポートします。

 iCouplerはチップ・スケール・トランス技術で、機能、性能、サイズおよび消費電力においてフォトカプラーより優れています。双方向のI2Cチャンネルのため、別々の送信および受信信号に対して、スタンドアロン・フォトカプラーを使う場合のようにI2C信号を分離する必要もありません。

 さらに、アナログ・デバイセズのisoPower技術をベースとした、オンチップの絶縁DC/DCコンバータを統合することで、最大150mWの出力パワーを持つことで、安定化された、絶縁電圧3.15V〜5.25Vを一次側から二次側に提供します。

 ADM3260は電源を含めた、完全なI2Cインターフェース機能の絶縁を、小型の20ピンのSSOPパッケージで供給し、-40℃〜+105℃の動作温度範囲を持っています。

 isoPowerでは、トランスを介してパワーを転送するために、高周波のスイッチング・エレメントを内蔵しています。プリント回路ボード(PCB)のレイアウトでは、ノイズ放出規格を満たすように特別な注意が必要です。ボード・レイアウトの推奨については、AN-0971アプリケーション・ノートを参照してください。

ADM3260でアイソレーション回路構成を大幅に簡素化


ADM3260とフォトカプラーによるI2C通信回路構成の比較 (クリックで拡大)

 今回ご紹介した製品のように、アナログ・デバイセズ社のデジタルアイソレータ製品はデバイス内部でマイクロマシン技術を用いたコイルによりアイソレーションを実現しているため、

 基板の設計の際には、EMI対策が必須です。設計支援のため以下のドキュメントを用意しておりますので必ずご参考ください。

 「AN-0971」 「AN-1109」 「AN-793

 AN-0971とAN-1109はEMI対策、CISPR22およびFCC Class AまたはBの試験に対する必須対策資料です。AN-793は、ESD及びラッチアップ試験に関する考察です。この3つの文書は日本語化されています。



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提供:ルネサス エレクトロニクス株式会社 / アナログ・デバイセズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:EDN Japan 編集部/掲載内容有効期限:2014年5月31日


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