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自動車レーダーセンサー対応のテストシステム:日本NI 4GHz車両レーダーテストシステム
日本ナショナルインスツルメンツは、「4GHz車両レーダーテストシステム」を発表した。1GHzと4GHzの帯域幅で、76G〜81GHz自動車レーダーシステムに対応する自動レーダー計測および障害物シミュレーション機能を提供する。
日本ナショナルインスツルメンツは2019年11月、「4GHz車両レーダーテストシステム(VRTS)」を発表した。同社のソフトウェア定義システムの柔軟性、拡張性、費用対効果を引き継ぎ、テストシナリオ作成とテストのセットアップ時間短縮を支援する。
自動レーダー計測および障害物シミュレーション機能を提供
VRTSは、1GHzと4GHzの帯域幅で、76G〜81GHz自動車レーダーシステムに対応する自動レーダー計測および障害物シミュレーション機能を提供する。これにより、再現性に優れ、信頼できる検証、製造テストの開発を支援する。
レーダー反射断面積(RCS)を使用して、角度ごとに2つのオブジェクトのシミュレーションが可能。RCSはシミュレーションと障害を、検証と生産テスト両方に適したものにできる。
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