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プレヒーターを自作! もっと簡単に表面実装部品を外す方法Wired, Weird(3/3 ページ)

以前、300Wヒートガンを使用して表面実装部品を取り外す方法を紹介した。ただ、ヒートガンは連続使用するといろいろ不具合が生じる欠点があった。そこで、プレヒーターを自作して、ヒートガンの使用時間を短縮するように試みた。今回は、その様子を報告していこう。

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より使えるプレヒーターを目指して

 Webで調べてみるとプレヒーターに焼肉用のホットプレートやハンダのミニディップ槽を使う記事もあった。しかしこれらはサイズが大きく管理が難しいので使う場所が限定されてしまう。今回作ったプレヒーターであれば持ち運びが簡単なので、どこでも作業できる。

 しかし、断熱に木材を使ったので安全面やゴミの発生で少し不安だ。また工場などで使うにはこの材料では難しい。タイミング良く、知り合いの会社からもらったカタログにプレヒーターに最適な材料の情報があった。『デュロストーン』(京写製)という名称の耐熱性が高くて軽い材料だ。


図8:プレヒーターに最適と思われる樹脂材料「デュロストーン」に関するカタログの記載 出典:京写

 図8がそのデュロストーンのカタログの一部だ。連続使用温度は260℃まで使えるのでプレヒーターの固定と断熱には最適だ。早速、デュロストーンのサンプル依頼のメールを送った。また小型ヒーターを追加発注した。新しい樹脂材料でプレヒーターを試作したので、次回はその様子を報告する。

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