リサイクルニュース:
使用済みリチウムイオン電池を解体せずリユースできる容量回復技術を開発
豊田中央研究所とトヨタ自動車は、使用済みリチウムイオン二次電池の容量回復技術を開発した。リチウムナフタレニド溶液と高誘電率溶媒を混合した回復剤に、容量を回復させる効果があることを見いだした。(2024/11/20)
「富岳」世界6位に 「HPCG」では10期連続1位
理化学研究所と富士通は19日、「富岳」が世界のスーパーコンピューター性能ランキング「TOP500」で6位になったと発表した。「HPCG」では10期連続の世界1位を獲得した。(2024/11/19)
東京にAI研究拠点「マイクロソフトリサーチアジア東京」設立
日本マイクロソフトは、AI研究拠点「Microsoft Research Asia-Tokyo」(マイクロソフトリサーチアジア東京) を都内に設立した。(2024/11/18)
材料技術:
リガクが非晶質炭素材料の原子構造を3Dで可視化する新技術を開発
リガクは、X線研究所で非晶質炭素材料の原子レベルの3D構造を明らかにする技術「TXS-RMC法(全散乱測定+RMC法)」を開発した。(2024/11/15)
「GPT-4o」などの回答精度を調査
AIチャットbotがHIVの感染予防に役立つ? “ある課題”も明らかに
米国の研究機関が、HIVの感染予防に関するさまざまな質問をAIチャットbotに投げかけ、その回答精度を評価した。その結果、AIチャットbotはある程度正確な情報を提供できた一方、ある課題も明らかになった。(2024/11/15)
材料技術:
バイオコークスの開発、製造、評価の一貫体制を構築
DOWAエコシステムは、同社の環境技術研究所(秋田県大館市)で、バイオコークスの製造装置および燃料評価装置を導入し、民間企業としては初めて(同社調べ)開発から製造/品質評価までを一貫して行える体制を構築した。(2024/11/11)
“光”の量子コンピュータ、理研らが開発 量子テレポーテーションで計算 クラウド化も
理化学研究所などの共同研究グループが、光を量子とする新方式の量子コンピュータを開発した。他の方式の量子コンピュータに比べても「非常に有望な候補の一つ」という。(2024/11/8)
Innovative Tech:
古代文献に登場する「井戸に投げ込まれた伝説の男」 その正体は“生物兵器”か? 800年後の今、DNA解析
ノルウェー科学技術大学やノルウェー文化遺産研究所などに所属する研究者らは、ノルウェーの古代文献に登場する「井戸に投げ込まれた男」の正体が、最新のDNA解析技術によって800年の時を経て明らかにした研究報告を発表した。(2024/11/1)
5月のオーロラ、兵庫でも観測できた理由が明らかに 国立極地研究所、SNS活用して解析
今年5月、兵庫県を含む日本各地でオーロラが観測された理由は、高度1000kmという通常よりかなり高い場所で発光していたためだった。(2024/10/31)
小型で高画質な広視野カメラ実現へ:
「世界初」厚さ0.01mmの曲げられる画像センサー、NHK技研
NHK放送技術研究所が、「世界初」(同社)となる厚さ0.01mmで曲げられるシリコンイメージセンサーを開発した。湾曲させて動作させることで横方向のぼやけを大幅に改善した映像の撮影に成功。2030年頃までに小型/軽量で高画質な広視野カメラの実用化を目指す。(2024/10/30)
医療技術ニュース:
最新のロングリード技術によりアセロラの全ゲノムを解析
かずさDNA研究所、ニチレイフーズ、鹿児島大学は、最新のDNA分析技術を活用してアセロラの全ゲノムを解読し、アセロラの60系統が3つのグループに分類できることを明らかにした。(2024/10/29)
材料の伐採からやるの!? 国立研究機関の「図工室のイス」メイキング動画に反響「神回確定」「すごい迫力」
木が倒れるシーンの臨場感……!(2024/10/26)
CAD:
木造の構造計算システム「KIZUKURI」に最新版 初心者でも使える直感的なインタフェースに
コンピュータシステム研究所が提供する木造建築物構造計算システム「KIZUKURI」が、入力効率を追求し、大幅リニューアルした。(2024/10/25)
小中学生は貸与されたスマホ/タブレットをどう使う? ドコモ「モバイル社会研究所」が調査
NTTドコモのモバイル社会研究所は、親と子に関する調査の中から貸与された情報機器の家庭での利用に関する結果を発表。約7割が家庭で利用し、用途は宿題での利用が約6割、学校のオンライン授業で約3割となった。(2024/10/24)
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2024:
排気口の位置を変えるだけで3度の温度差 5分で使える国産の熱流体解析シミュレーション
あらゆる建築物は、定期的なメンテナンスとともに照明や空調の設備改修が必要となる。空調や換気に関しては、アドバンスドナレッジ研究所が開発した純国産の熱流体シミュレーションソフトウェア「FlowDesigner」を使うと、空気の流れを視覚化できる。そのため、省エネや環境改善、コスト削減など、設備改修の課題改善につながる。(2024/10/24)
管理職を「続けたくない」理由 2位「給与面でのメリットを感じない」、1位は?
価値観の変化に伴い、管理職を希望しない若手も増えていきている。そのような中、マネジメント層が「管理職を続けたくない」と感じる、その理由とは。ビズリーチ(東京都渋谷区)が運営する研究機関「ビズリーチ WorkTech研究所」が調査を実施した。(2024/10/23)
ハッカー集団「盗んだデータをばらまくぞ」→もともと無料の公開データでした 国立遺伝学研究所でセキュリティ珍事
国立遺伝学研究所が、ハッカー集団から「データを窃取した」「データの5%を公開し、1万ドルを支払わなければ残りの95%も公開する」とする脅しをX上で受けたと発表した。しかし、肝心のデータはもともと誰でも無料でダウンロードできるもので「脅迫は無意味」という。(2024/10/22)
Alibabaの研究所が発表した、制御可能なキャラクタービデオ合成モデル:
写真やイラストのキャラクターを自然な3D動画に合成できる「MIMO」はどこがすごいのか?
Alibaba Groupのインテリジェントコンピューティング研究所は、キャラクタービデオ合成モデル「MIMO」を発表した。本物のようなシーンの中で、キャラクターのアニメーションが可能になる。(2024/10/19)
キャリアニュース:
キャリア採用の難度が上がり、9割が「社内から適任者を探す仕組みが必要」
「ビズリーチ WorkTech研究所」が「採用や最適配置、異動に関する調査」の結果を発表した。キャリア採用の難度が「上がっている」と70.2%が回答し、73.8%の企業が「採用と異動の両方」で人材を補充していた。(2024/10/18)
リノベ:
再生建築で「COERU 渋谷道玄坂」と「COERU 渋谷イースト」を改修、東急不動産
東急不動産の「COERU 渋谷道玄坂」が竣工し、「COERU 渋谷イースト」も2024年10月に完成する予定だ。ともに再生建築研究所が設計し、再生建築の手法を用いた第1弾、第2弾の施設として、既存建物を解体することなく、建物を適正化する過程で環境性能の向上や執務環境の改善など、時代に即した機能を更新した。(2024/10/17)
核融合発電 基本のキ(2):
実際の核融合炉と発電の仕組み
自然科学研究機構 核融合科学研究所 教授の高畑一也氏が、核融合発電の基礎知識について解説する本連載。第2回では、核融合炉/発電の基本的な仕組み、核融合炉に使われる主要装置について解説します。(2024/10/17)
「社内チョコザップ」が誕生、クボタが設置した理由は5つ
RIZAPは、コンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」をクボタの研究施設に出店した。単独の企業の中に、チョコザップを設けるのは初めて。(2024/10/16)
「オープンなAIとプロプライエタリなAIのギャップを埋める」:
オープンマルチモーダルAI「Molmo」リリース 公開された4つのモデルのパフォーマンス、既存モデルとの違いとは?
アレン人工知能研究所は、オープンマルチモーダルAI「Molmo」を発表した。最初のリリースとして、4つのモデルを公開した。(2024/10/15)
米NISTと共同でプロファイル作成:
SEMIが半導体製造向けサイバーセキュリティ戦略を強化
SEMIが、半導体業界向けのサイバーセキュリティ戦略を強化する。米NIST(国立標準技術研究所)と協力し、「NIST サイバーセキュリティフレームワーク 2.0」の半導体製造業界プロファイルを作成するという。(2024/10/15)
2匹の「クシクラゲ」が1匹に“融合”する現象 基礎生物学研究所が報告
基礎生物学研究所は、海産動物の「クシクラゲ」の2個体が融合して、1個体のように振る舞う現象を確認したと発表した。(2024/10/11)
「宇宙産業に支援を」 ベンチャー代表ら国などに要望、帯広市で北海道宇宙サミット開催
宇宙産業をテーマにした国内最大級のビジネス会議「北海道宇宙サミット2024」(実行委員会主催)が10月10日、北海道帯広市で開かれた。国内外から民間企業や研究機関の関係者など数百人が参加。活発に意見を交わしたり、宇宙関連の事業をアピールしたりしていた。(2024/10/10)
10代男女、4割超が「SNSのほうが自分らしくいられる」 NTTドコモ調査
10代は、男女ともに4割超が「SNSのほうが自分らしくいられる」と思っている――NTTドコモのモバイル社会研究所は、こんな調査結果を発表した。(2024/10/7)
Innovative Tech:
“パスワード変更”をユーザーに定期的に要求はダメ 米国政府機関が発表 「大文字や数字を入れろ」の強制もNG
米国立標準技術研究所(NIST)が、組織はユーザーに定期的なパスワード変更を要求してはならないという内容を含めた新しいガイダンスを発表した。(2024/10/7)
経理担当者の悩み 「業務の煩雑さ」「業務量の多さ」を超えた1位は?
中小企業の経理担当者はどのような悩みを抱えているのか。ミロク情報サービス(東京都新宿区)のシンクタンクである「MJS税経システム研究所」が調査を実施した。(2024/10/7)
仕事で参考になった1冊:
富士通の女性所長に聞く 仕事でも家庭でも「負い目」を感じすぎていた自分を変えた1冊は?
仕事で必要な知識や考え方、役立つ視点を、本から学ぶ人は多い。しかし、そうした本に出会いたくても、日々の仕事に追われて、本を探す時間を確保するのは難しい。本記事では、女性管理職が仕事で参考にした1冊を紹介する。今回話を聞いたのは、富士通 富士通研究所コンバージングテクノロジー研究所 所長の山田亜紀子さんだ。(2024/10/6)
3Dプリンタの可能性を探る:
オフィスとモノづくりの未来に向けてイトーキ中央研究所が5つの研究テーマを推進
イトーキは、同社の研究機関であるイトーキ中央研究所が掲げる「10年後のオフィスとモノづくりに関するビジョン」と、その取り組みを具現化した次世代オフィス家具のプロトタイプ第1弾を披露した。(2024/10/1)
インバウンド好調の裏で課題も……全国の自治体職員は何に悩んでいるのか
全国の地方自治体はインバウンド施策にどのような課題を抱いているのか。JTBコミュニケーションデザインが運営する、ワーク・モチベーション研究所が調査を実施した。(2024/9/30)
欧州最大の民間AI研究機関:
AMDがSilo AIを買収完了 NVIDIAの牙城に迫れるか
AMDは2024年8月、欧州最大の民間AI(人工知能)研究機関であるSilo AIの買収を完了した。Silo AIの高度な技術や人材、顧客基盤を活用して、AMDはNVIDIAが支配する生成AI市場でシェアを獲得できるのか。(2024/9/27)
研究開発の最前線:
高いエネルギー密度と急速充放電を両立する、小型リチウムイオン電池向けの新構造
豊田中央研究所はリチウムイオン二次電池の新たな電極構造「ファイバー電池」を開発した。【訂正あり】(2024/9/27)
管理職の社員・元社員が評価する企業ランキング 1位は?
管理職として働く社員・元社員が、「自社をおすすめできる」と評価する企業はどこか。働きがい研究所が調査した結果……。(2024/9/24)
測量:
建設現場を3D化するハンディ型3Dレーザースキャナー「NavVis MLX」を販売開始
構造計画研究所は10月11日から、独スタートアップ企業NavVisが開発したハンディ型3Dレーザースキャナー「NavVis MLX」の国内販売を開始する。初期導入費用は税別で655万円から。(2024/9/13)
フリーランスへの転身は30代前半が3割 エンジニア系で年収増加
学研ホールディングスのグループ会社であるベンドが運営する「スキルアップ研究所」が、「フリーランス転身時の実務面の変化に関する実態調査」を実施。その結果、フリーランスへの転身は30代前半が最も多く、年収では「エンジニア系」で約7割が増加傾向にあることが分かった。(2024/9/13)
核融合発電 基本のキ(1):
核融合発電とは? 優位性や安全性などの基礎を解説
自然科学研究機構 核融合科学研究所 教授の高畑一也氏が、核融合発電の基礎知識について解説する本連載。第1回では、地上で実現する核融合反応とはどのようなものか、核融合発電の優位性と安全性、実現に必要な物理的条件、どうして核融合発電が必要なのかについて紹介します。(2024/9/11)
研究開発の最前線:
全固体電池の研究開発棟が完成、大型のドライルームやプレス機などを完備
ケミトックスが、全固体電池の研究/開発を行う施設として山梨県北杜市で建設を進めている北杜甲斐駒先端研究所が2024年9月30日に完成する。(2024/9/10)
VRニュース:
核融合炉の中に入ったような体験ができるVRコンテンツを公開
サイバネットシステムは、六ヶ所フュージョンエネルギー研究所が開催したイベントに「核融合炉VR」を出展した。ヘッドマウントディスプレイを装着して、実物大の核融合炉の中に入ったような体験ができる。(2024/9/10)
転職を決めた一番の理由 20代は「職場の人間関係」が最多 30代は?
スキルアップ研究所(運営:ベンド)が調査結果を発表した。(2024/9/5)
Xで災害情報を拡散した人の半数は「偽情報を見分ける自信がある」が、その半分は「ファクトチェックの意味知らない」
災害時に、Xを利用して災害に関する情報を発信・拡散したことがある人の半数は、偽情報を見分ける自信があるが、そのさらに半数は「ファクトチェック」という言葉を理解していない――――NTTドコモのモバイル社会研究所がこんな調査結果を発表した。(2024/8/30)
OpenAIとAnthropic、米政府機関に公開前のAIモデルを提供する契約
米連邦政府機関NISTは、米AI大手のOpenAIとAnthropicの両社とAIの安全性に関する契約を結んだと発表した。これにより、NIST傘下のAI安全研究所は両社の主要なモデルを一般公開前にテストできる。(2024/8/30)
研究開発の最前線:
界面活性剤を溶かさず活用し、多様なアモルファスナノシートの合成に成功
名古屋大学未来材料・システム研究所は、通常は溶かして使う界面活性剤を金属イオンと共に固体の結晶で析出し、鋳型として使用することで、厚さ1nm程度のアモルファスナノシートの合成に成功した。(2024/8/29)
脱炭素:
環境配慮コンクリと3Dプリンティング技術を融合、高機能柱部材を開発 大成建設
大成建設は、CO2排出量収支マイナスの環境配慮コンクリートと3Dプリンティング技術を融合した高機能な柱部材を開発した。埼玉県幸手市で建設中の「大成建設グループ次世代技術研究所」のエントランス柱として、実工事に初適用した。(2024/8/28)
モバイル社会研究所調査:
生活情報を得ているSNS 3位「TikTok」、2位「X」、1位は?
NTTドコモが運営するモバイル社会研究所は、スマホ・ケータイ所有者のメディア利用動向について調査を実施した。(2024/8/28)
NII、「日本の判例HTMLデータ」研究者に無償提供 約6万5000件の判例収録
国立情報学研究所(NII)は、最高裁判所が公開している判例集のPDFデータをテキスト化した「日本の判例HTMLデータ」の提供を、研究者向けに始めた。(2024/8/23)
ITmedia Security Week 2024 春:
名和利男氏が83もの“多種多様な”アイデンティティー(ID)不正取得手法を紹介した理由
「ITmedia Security Week 2024 春」の「多要素認証から始めるID管理・統制」ゾーンで、サイバーディフェンス研究所などに所属する名和利男氏が「脅威アクターが関心を急激に高める『標的のアイデンティティー』」と題して講演した。本稿では、アイデンティティー(ID)が狙われる背景、83もの代表的な不正取得手法、取得したIDの用途、現状から得られる教訓などを紹介する。(2024/8/20)
研究開発の最前線:
日機装技術研究所に新研究棟、生産自動化や複合材料などを研究開発
日機装は、同社の研究開発拠点である日機装技術研究所(東京都東村山市)内に、新研究棟を建設することを決定した。(2024/8/19)
スマホ利用やテレビ視聴の時間はどう変化した? ドコモ「モバイル社会研究所」が調査を実施
NTTドコモのモバイル社会研究所は、スマホ利用実態調査(2024年2月)の結果を公表した。ここ1〜2年でのスマホ利用時間は25%が「長くなった」と回答し、テレビの視聴時間の変化は「長くなった」よりも「短くなった」のほうが多い。(2024/8/15)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。