核融合発電 ここがキモ(2):
核融合炉の過酷な環境に耐えられる究極の材料とは?
自然科学研究機構・核融合科学研究所 教授の高畑一也氏が、核融合発電の応用知識について解説する本連載。第2回では、核融合炉内の極限環境で使われる材料について解説します。(2025/3/12)
研究開発の最前線:
長寿命の高性能光電陰極を簡便に作製できる新手法を開発
名古屋大学は、加速器などに用いられる高性能な光電陰極の新しい製造手法を開発した。従来法よりも簡便で、作製した光電陰極は酸素に対する耐久性が高く、表面から内部まで均質な組成比が得られる。(2025/3/11)
CAE解析とExcelを使いながら冷却系設計を自分でやってみる(3):
ヒートシンクを設計しよう!
CAE解析とExcelを使いながら冷却系の設計を“自分でやってみる/できるようになる”ことを目指す連載。連載第3回では、「熱伝達」についておさらいし、ヒートシンクの設計に着手する。(2025/3/11)
医療機器ニュース:
繊維など多様な基材に短時間で抗ウイルス薬剤をコーティングする技術
産業技術総合研究所と就実大学は、繊維からシートまで多様な形状の基材に対して、短時間かつ非加熱で抗ウイルス薬剤成分を直接固定するナノコーティング技術を開発した。マスクや医療用装具などに適用できる。(2025/3/10)
製品動向:
福島第一原発の廃炉作業に3Dデータ処理技術活用、bestatが提供
bestatは東京パワーテクノロジーの福島第一原子力発電所廃炉作業向けに、3Dデータ自動生成サービス「3D.Core」を提供した。原発内作業空間の一部と放射線量分布マップを生成する。(2025/3/5)
材料技術:
三菱電機が環境向け研究開発を披露 ノウハウなしで静電選別が行える検証機とは?
三菱電機は、兵庫県尼崎市の先端技術総合研究所で「グリーン関連研究開発事例 視察会」を開催し、オペレーションのノウハウなしで静電選別が行える検証機を披露した。(2025/3/5)
スピントロニクスや医療などに応用:
黒さびの飽和磁化を増大 希土類元素を添加
東京大学と高輝度光科学研究センターの研究グループは、永久磁石の「マグネタイト(Fe3O4)」に希土類元素を添加することで、飽和磁化が増大することを実証した。(2025/3/5)
宇宙開発:
ADRAS-Jが切り開くデブリ除去への道、フルレンジ非協力RPO技術を実証
JAXAとアストロスケールが商業デブリ除去実証(CRD2)プロジェクトのフェーズI「ADRAS-Jミッション」の成果を発表。同ミッションの目標である「フルレンジ非協力RPO(ランデブー、近傍運用)技術の実証」を達成しており、今後は2027年度の衛星打ち上げを予定しているデブリ除去を行うフェーズIIの準備を進めていくという。(2025/2/28)
Amazon スマイルSALE 新生活:
これからの思い出を安心して保存するならお得なNextorageのメディアカードで!
アマゾンジャパンが開催する「Amazon スマイルSALE 新生活」に、各種ストレージを開発するネクストレージが出品する。対象は、発売したばかりのCFexpress4.0 Type Bメモリーカード「NX-B3AE」をはじめSDカードなどで、最大23%オフのセール価格となる。(2025/2/28)
ビシェイ RAIK060:
遅延時間は5マイクロ秒以下 小型/軽量の誘導式ポジションセンサー
ビシェイ・インターテクノロジーは、産業や航空、軍事、衛星向けの誘導式ポジションセンサー「RAIK060」を発表した。アブソリュート誘導方式エンコーダーを採用し、回転速度は最大1万rpm、遅延時間は5マイクロ秒以下に抑えた。(2025/2/26)
研究開発の最前線:
効率的かつ短段階でチオフェン縮環ナノベルトの合成に成功
理化学研究所らは、芳香族ナノベルトに縮環チオフェンを組み込んだチオフェン縮環ナノベルトを効率的かつ短段階で合成することに成功した。光電子デバイスや極性材料などへの応用が期待される。(2025/2/25)
素材/化学インタビュー:
既存検知器の課題を解消した新たなセキュリティゲート 電磁場で危険物を可視化
IGS 執行役員 博士の鈴木章吾氏に、同社の概要や「ウォークスルー型セキュリティゲート」の開発経緯、特徴、実証の状況、今後の展開について聞いた。(2025/2/28)
6G通信用でRF半導体需要が拡大:
化合物半導体市場、2031年に7兆9920億円規模へ
化合物半導体の世界市場は、2024年見込みの4兆4584億円に対し、2031年には7兆9920億円規模に達する。今後はLEDチップやパワー半導体が市場拡大に寄与する。富士キメラ総研が市場調査し、2031年までの予測を発表した。(2025/2/20)
研究開発の最前線:
天然メタンハイドレートを非破壊で構造観察することに成功
産業技術総合研究所は、十勝沖の海底で採取した天然メタンハイドレートを非破壊で構造観察し、海水中での様子と分解過程のその場観察に成功した。メタンハイドレートの生成、分解の挙動や堆積物の物性などの理解が進むことが期待される。(2025/2/19)
材料技術:
30mm角の大型ダイヤモンド単結晶基板を発売
イーディーピーは30mm角の大型ダイヤモンド単結晶基板を発売する。(2025/2/17)
CAE解析とExcelを使いながら冷却系設計を自分でやってみる(2):
基本中のキホン「熱伝導」をおさらいする
CAE解析とExcelを使いながら冷却系の設計を“自分でやってみる/できるようになる”ことを目指す連載。連載第2回では、基本中のキホンとなる「熱伝導」についておさらいする。(2025/2/12)
研究開発の最前線:
鉄原子からナノサイズの鉄クラスター錯体の選択的な合成に成功
京都大学らは、鉄原子からナノサイズの鉄クラスター錯体の合成に成功した。低原子価状態になったり凝集しやすくなったりするため、これまで、ナノサイズの鉄クラスター錯体を選択的に合成することは困難だった。(2025/2/6)
核融合発電 ここがキモ(1):
経済的な核融合発電はどうすれば実現できるか?
自然科学研究機構・核融合科学研究所 教授の高畑一也氏が、核融合発電の応用知識について解説する本連載。第1回では、経済的な核融合発電を実現するための技術課題について解説します。(2025/2/6)
550mAh/gを実現:
超高容量を実現 全固体フッ化物イオン二次電池用正極材料
京都大学の研究グループは、トヨタ自動車や東京大学、兵庫県立大学、東北大学および、東京科学大学と共同で、全固体フッ化物イオン二次電池用の超高容量正極材料を開発した。既存のリチウムイオン二次電池正極材料に比べ、2倍を超える高い可逆容量を示すことが分かった。(2025/2/5)
nano tech 2025:
トヨタが外販するマテリアルズインフォマティクスプラットフォームは一味違う!?
トヨタ自動車は、「nano tech 2025」において、マテリアルズインフォマティクスのプラットフォームである「WAVEBASE」を紹介した。2021年から社外に向けた事業展開を開始しており、既に数十社の利用実績があるという。(2025/1/30)
AmazonスマイルSALE:
プロのために作られた「ProGrade Digital」のストレージ類やリーダーが最大15%オフ
「AmazonスマイルSALE」の事前セールが開催されている。SanDiskやLexarなどを牽引してきたメンバーたちが立ち上げたストレージメーカー「ProGrade Digital」も本セールに参加中で、プロユースに耐える各種ストレージや、メモリカードリーダーなどを最大15%オフで販売中だ。(2025/1/28)
日立の新成長エンジン「コネクティブ」の全貌(4):
日立ハイテクのオーケストレーションが「One Hitachi」の原動力に
日立の製造業としての側面を色濃く残すコネクティブインダストリーズ(CI)セクターに迫る本連載。第4回は、半導体製造装置/計測装置や医用機器/ライフサイエンス機器を主力事業とする日立ハイテクをクローズアップする。(2025/1/20)
AI基礎解説:
AIが新たなエンジニアリングを形作る、2025年に注目すべき4つのトレンド
AIはエンジニアリングのパラダイムを再構築する上で重要な役割を果たしている。本稿では、新たなエンジニアリングを形作ることに貢献するであろう、2025年に注目すべき4つのAIトレンドを取り上げる。(2025/1/17)
CAE解析とExcelを使いながら冷却系設計を自分でやってみる(1):
ストップ! 外注丸投げ――CAE解析や冷却系の設計を自分でやれるようになろう
CAE解析とExcelを使いながら冷却系の設計を“自分でやってみる/できるようになる”ことを目指す連載。連載第1回では、冷却系設計に関する題材をいくつか紹介し、本連載で取り上げるトピックスについて整理する。(2025/1/16)
スマホカメラ全盛の今、あえて初代チェキ「instax mini 10」を使って“写真との向き合い方”を考えてみた
フィルムカメラを始めてみてもいいかもしれないと考えていたところ、ひょんなことから初代のチェキ「instax mini 10」を入手。最もよく使い、よく映るのはやはり人物撮影だった。フィルム写真はデジタルカメラの気軽さとは対照的に、慎重な観察と深い思考が求められる。(2025/1/15)
群馬大学とADEKAが開発:
驚きのエネルギー密度 最軽量級のリチウム-硫黄二次電池
群馬大学とADEKAの研究グループは共同で、セル重量エネルギー密度が750Wh/kgを超える「次世代リチウム−硫黄二次電池(Li-SPAN電池)」の開発に成功した。これは「世界最軽量」(研究グループ)の二次電池だと主張する。(2025/1/15)
研究開発の最前線:
単層カーボンナノチューブ電極でペロブスカイト太陽電池の耐久性を改善
名古屋大学は、2,2,2-トリフルオロエタノールを添加した単層カーボンナノチューブ電極が、ペロブスカイト太陽電池の耐久性を大幅に向上させることを発見した。(2025/1/14)
宇宙開発:
ispace2回目の月面探査は史上初の相乗りで、1月15日打ち上げで5月末に月へ
ispaceは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション2の打ち上げ予定日が2025年1月15日に確定したことを発表した。日本時間で同日午後3時11分、米国フロリダ州ケネディー宇宙センターの39A射点からSpaceXのFalcon 9ロケットによる打ち上げを予定している。(2025/1/10)
SWCNT電極に滴下:
ペロブスカイト太陽電池の耐久性を大幅改善 フッ素系化合物添加
名古屋大学の研究グループは、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)電極にフッ素系化合物を添加することで、ペロブスカイト太陽電池の耐久性を大幅に改善できることを発見した。(2025/1/9)
研究開発の最前線:
室温で情報の読み書きができる交代磁性体を発見
東京大学は、室温で情報の読み書きを可能とする交代磁性体を発見した。これまで使われてきた強磁性体とは異なる、次世代の超高密度、超高速な情報媒体としての活用が期待される。(2025/1/7)
宇宙関連で売り上げ6倍目指す:
半導体露光装置から宇宙へ――京セラのセラミック材料、新市場で展開拡大
京セラは、低熱膨張性や高機械強度などの特性を有するファインセラミックスの一種「コージライト」を開発/提供していて、同材料は半導体露光装置のウエハーステージ用途で広く採用されている。同社はこの材料を生かせる新たな市場として、宇宙業界での展開を強化している。(2024/12/27)
土から出てきた茶色の石、プロが磨いたら…… 秘められた輝きに「信じられないような宝石」「言葉にできない」と感動の嵐
まさに大変身!(2024/12/27)
大阪万博、大きな荷物は持ち込めず ゲートでの預かりは1個1万円
2025年日本国際博覧会協会は24日、大阪・関西万博において、会場内への大型荷物の持ち込みを禁止すると発表した。(2024/12/25)
「携帯電話・スマートフォンアクセサリ」売れ筋ランキング【2024年12月26日版】 外部メモリからケーブル、モバイルバッテリーまで
今売れている商品は? Amazon.co.jpの「携帯電話・スマートフォンアクセサリ」カテゴリーから、売れ筋ランキングをお届けします。(2024/12/26)
NHKニュースに登場した創薬企業、「AlphaFold3」の商用利用を否定 「ジャーナリズムによる利用」
抗体医薬品の開発などを手がけるペルセウスプロテオミクスは25日、NHKニュースに同社のタンパク質解析が紹介された際、「AlphaFold3」の画面が写った件で、商用利用を否定する声明を発表した。(2024/12/25)
事前訓練済みモデルをKaggleやHugging Faceで公開:
Google、ビジョン言語モデル「PaliGemma 2」を発表 化学式、楽譜、胸部X線など多様なタスクに対応
Googleは、同社のビジョン言語モデル「PaliGemma」の最新版となる「PaliGemma 2」を発表した。事前訓練済みのモデルおよびコードをHugging FaceやKaggleで閲覧、ダウンロードできる。(2024/12/25)
研究開発の最前線:
LIB負極材料チタンニオブ酸化物の原子配列と電気化学特性の相関を解明
岡山大学らは、車両用リチウムイオン電池の負極材料として注目されるチタンニオブ酸化物について、原子配列と電気化学特性の相関を解明した。LIBの大型化や安全性向上への応用が期待される。(2024/12/25)
注目デバイスで組み込み開発をアップグレード(25):
ロシア製ガイガーミューラー管の実力はいかに
注目デバイスの活用で組み込み開発の幅を広げることが狙いの本連載。前回から自作ガイガーカウンターのつぶやきbot「imaocande」をよみがえらせる取り組みをスタートさせたが、今回は新たに作製する「imaocande2」に使用する予定の新たに入手したガイガーミュラー管の特性と動作原理について深掘りする。(2024/12/25)
「薬のせいだと思う」 梅宮アンナ、乳がん闘病中の“10キロ増&体形変化”にがく然 全身むくみで「もうギリギリ」「服がない困った」
直近でも3キロ増加。(2024/12/24)
SEMICON Japan 2024:
高速検査で半導体の開発サイクルを短縮、オムロンのCT型X線検査装置
オムロンは「SEMICON Japan 2024」において、2024年12月から販売を開始したCT型X線自動検査装置「VT-X950」を紹介した。(2024/12/20)
超伝導体ではない2つの物質を固溶:
新しい超伝導体「遷移金属ジルコナイド」を発見
東京都立大学や北海道大学、広島大学および、ローマ大学サピエンツァ校らの研究グループは、新たに合成した遷移金属ジルコナイドが、超伝導体であることを発見した。(2024/12/20)
半導体製品のライフサイクルに関する考察(9):
長期保管した半導体や、古いデートコード品は使えるのか?(後編)
本稿では、十数年以上にわたり適切な環境で保管されていた半導体製品を「使えるのかどうか」、つまり、基板実装後も仕様通りに動作するのかを検証する。(2024/12/17)
巨大ブラックホールが活動期に 東大など、M87銀河中心部からの強力な“ガンマ線フレア”検出
東京大学や国立天文台などからなる研究チームは、おとめ座の方向約5500万光年の距離にある楕円銀河「M87」の中心部から強力なガンマ線フレアを捉えたと発表した。(2024/12/17)
注目デバイスで組み込み開発をアップグレード(24):
自作ガイガーカウンターのつぶやきbot「imaocande」をよみがえらせる
注目デバイスの活用で組み込み開発の幅を広げることが狙いの本連載。今回から、東日本大震災の原子力発電所事故を受けて2011年に開発した自作ガイガーカウンターのつぶやきbot「imaocande」をよみがえらせる取り組みを紹介する。まずは2011年当時のimaocandeを振り返ってみよう。(2024/12/16)
CAEを正しく使い疲労強度計算と有機的につなげる(19):
【総まとめ】CAEと疲労強度計算について振り返る
金属疲労を起こした際にかかる対策コストは膨大なものになる。連載「CAEを正しく使い疲労強度計算と有機的につなげる」では、CAEを正しく使いこなし、その解析結果から疲労破壊の有無を予測するアプローチを解説する。最終回となる連載第19回では、連載の総まとめとしてこれまでの内容を振り返る。(2024/12/16)
海外医療技術トレンド(114):
第2次トランプ政権で米国の医療IoT/OTセキュリティ規制はどうなるのか
米国会計検査院(GAO)は、IoTやOTのサイバーセキュリティに関する報告書および勧告を通じて、保健福祉省や食品医薬品局による取り組みの改善状況をチェックしている。2025年から第2次トランプ政権が始まるが、GAOの勧告も併せて米国の医療IoT/OTセキュリティ規制の動向に注目が集まる。(2024/12/13)
製品動向:
鉛フリーの放射線遮蔽ボードが耐火間仕切壁の国交大臣認取得、竹中工務店
竹中工務店と吉野石膏が共同開発した鉛フリー放射線遮蔽ボード「RadBoard-X」が、耐火間仕切壁(1時間)の国土交通大臣認定を取得した。(2024/12/12)
研究開発の最前線:
次世代半導体向けの素材とプロセスを共創する研究所を設置
東北大学と住友ベークライトは、同大学 青葉山キャンパス レジリエント社会構築イノベーションセンター(仙台市青葉区)に「住友ベークライト×東北大学 次世代半導体向け素材・プロセス共創研究所」を2025年1月1日に設置する。(2024/12/11)
JAXA、リュウグウの粒子が“微生物汚染”との論文に声明 「汚染はJAXA内のプロセスではない」と強調
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月5日、小惑星探査機「はやぶさ2」が回収した小惑星リュウグウの粒子が微生物汚染を受けたとする論文に対して声明を発表した。(2024/12/6)
CAEを正しく使い疲労強度計算と有機的につなげる(18):
フリーソフトでボルトの疲労破断の有無を予測する
金属疲労を起こした際にかかる対策コストは膨大なものになる。連載「CAEを正しく使い疲労強度計算と有機的につなげる」では、CAEを正しく使いこなし、その解析結果から疲労破壊の有無を予測するアプローチを解説する。連載第18回では、フリーのFEMソフト「LISA」で疲労破断の有無を予測できないか考える。(2024/12/5)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。