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“受託校正”と“キワモノ”で躍進する計測器レンタル企業「レックス」に迫る10年連続で売上高20%成長!

10年連続で売上高20%成長――。計測器レンタル事業を手掛けるレックスは、豊富な品ぞろえと充実したWebサービスで近年、事業規模を大きく拡大させている。その中で、4年ほど前から、レンタル事業でのノウハウを生かした“受託校正サービス”をスタート。校正に必要な時間、コスト、手間を省きたいという市場ニーズを的確に捉え、受託校正市場を切りひらきつつある。

» 2016年11月15日 10時00分 公開
[PR/EDN Japan]
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受託校正を身近な存在にしてきた先駆的企業

 受託校正サービス事業を立ち上げて、4年目。年々、数倍のペースで事業規模が拡大している。当初の想定をはるかに上回るニーズがあり、驚いている――。


 近年、計測器に欠かせない「校正」を、計測器メーカーではなく、専門企業が請け負う“受託校正サービス”が、浸透しつつある。

 受託校正サービスが計測器ユーザーに受け入れられている背景には、いくつかの理由がある。例えば、開発や製造、保守の各現場で使用する計測器の多様化が挙げられる。IoT(モノのインターネット)化の流れなどもあり、機器に搭載されるセンサーや通信システムの数は増え、多機能化している。機能が増えれば当然、それらの機能が仕様通りに動作しているかどうかを確かめるために用意する計測器の種類が増えていく。計測器が多様化すれば、当然、計測器の管理/メンテナンスは煩雑になる。そこで、少しでも計測器の管理/メンテナンスの手間を省くべく、これまでのように各計測器メーカーに委託するよりも、メーカー、種類を問わず一手に校正が行える専門業者への委託が支持される傾向にある。

 他にも、開発〜製造〜保守の各現場において高まる一方のコスト削減ニーズに対しても、校正を専門とし、より効率的な校正業務が行える専門業者の方が一般に、高いコスト競争力を持つ。なおかつ、計測器の稼働停止という損失を生む校正期間も、作業効率の高い専門企業は短期間で済む傾向が強い。コスト優位性でも校正専門企業への委託が広がっているわけだ。

 このような理由から拡大している“受託校正サービス市場”を、切りひらいた先駆的企業の1社が、レックスだ。2013年に本格的な受託校正サービス事業を立ち上げ、年率数百パーセントという極めて高い成長率で事業規模を拡大させてきた国内屈指の規模を誇る受託校正ベンダーである。

求められれば“可能な限り対応”を貫く老舗レンタル事業

 国内屈指の受託校正ベンダーであるレックスは、計測器レンタル企業という顔も持つ。恐らく、“計測器レンタルのレックス”と聞けば、ピンときた方は多いだろう。

レックスの主なレンタル機器リスト。レンタル事業で取り扱う計測器の種類は2000種に上る

 レックスは1978年に、建設現場や土木現場向け計測器の中古販売/レンタル業者として創業。その後、「顧客から求められれば、可能な限りどんな計測器でも仕入れ、レンタルするという姿勢を貫いてきた」(マーケティンググループリーダー 渡辺氏)とし、建設現場や土木現場向けにとらわれず、計測器の取り扱い範囲を拡大。現時点の取り扱い計測器は、2000種に上る。

 測量機や水質/土壌測定器、生コン試験器など土木向け計測器をはじめ、大気環境測定器や、ガス検知器/放射線測定器などの安全衛生用計測器、太陽光発電測定器、気象観測機器などなど、挙げれば切りがない。

 渡辺氏は「最近では、製造現場向けの引き合いが増えており、工業用内視鏡や膜厚計、探傷器、成分分析計などの非破壊検査器の取り扱いが特に増えている傾向がある。とはいえ、顧客からの要望さえあれば、どのような計測器でも扱うという姿勢は変わらず、“こんな計測器を誰が借りるの?”と自分たちでも疑うような “キワモノ”も多く取りそろえるのが、当社の特長」と笑う。

レックスの取り扱い計測器の一例。左=VOC(揮発性有機化合物)が気になる製造現場での引き合いが増えている脱臭用空気清浄装置 / 中央=ポータブル型爆発物検出器 / 右=海外での人命救助現場で広く活用されているという人命探査装置 (クリックで拡大)

 レックスのレンタル総合カタログをパラパラめくると、さまざまな爆薬成分を高速検出できるポータブル型爆発物検出器といった物騒な計測器が目に入る一方で、ヘルスケアなどの用途向けのデジタル筋硬度計や、海外での人命救助現場で活躍する人命探査装置なども並ぶ。これらの計測器は「他社では見たことも、聞いたことがない」(渡辺氏)というまさに“キワモノ”であり、レックスの豊富な取り扱いを物語る。

充実のWebサイトは、計測の駆け込み寺!?

レックスの強みである“充実したWebサイト”

 “豊富な取り扱い”を誇るレックスの計測器レンタル事業には、もう1つ大きな特長がある。それは“充実したWebサイト”だ。同社WEB戦略チームリーダーの上山氏は「計測器レンタル業界の中では、かなり古くからWebでの情報/サービス提供に取り組んできた」と胸を張る。同社のWebサイトを見てもらえれば分かるが、取り扱う多種多様な計測器の詳細情報が網羅されているだけでなく、計測/検知したいものなどキーワードを入力するだけで所望の計測器が探し出せるなど検索機能も充実している。

 Webサイトの充実ぶりから、「個人の方からも問い合わせがある。例えば、“砂浜で大切な指輪を落としたので、探し出すための計測器を貸してほしい”というような依頼が舞い込んでくることも、ままある」(渡辺氏)と、まさに“計測関連の駆け込み寺”のような存在として頼られている。もちろん「多くの法人顧客からも、Webを通じてさまざまなご依頼、お問い合わせをいただき、対応している」という。余談だが、指輪をなくしたお客さんには、レックスの担当者が手ごろな金属探知機を選んで貸し出したそうで、指輪も無事に見つかったそうだ。

これまでのノウハウを詰め込んだ“受託校正サービス”

 “豊富な取り扱い”に“充実したWebサイト”が掛け合わさり、レックスは「過去10年で年平均売上高成長率20%」という高い成長率でレンタル事業を拡大させ、そのレンタル事業で得たノウハウをベースに“受託校正サービス”を4年ほど前に立ち上げた。

 受託校正サービスで重要な鍵は“多様な計測器を効率よく正確に校正すること”にある。この点において、豊富な計測器をレンタルしてきたレックスには、大きなアドバンテージがある。

 計測器レンタルベンダーは一般に、レンタル品を自社、ないし、協力企業で校正する。そのため、多くの計測器レンタルベンダーは、自前の校正技術を生かして、“受託校正サービス事業”に乗り出しているのだ。もちろん、レックスもそのうちの1社ではあるが、「他社が取り扱わないようなものなど、ありとあらゆる種類の計測器を扱ってきた分だけ、校正できる計測器の種類は多く、作業効率も高い」と、受託校正・修理事業責任者のの小林氏は言い切る。

メンテナンス認定、協力会社一覧

 レックスでは、“受託校正サービス事業”の立ち上げを契機に、自前の校正技術を補完する形で、複数の協力企業との提携を結んでエコシステムを構築。多様な計測器をレンタルする中で生み出してきた、いろいろなメーカーの計測器でも同時に校正できる独自の校正設備を生かして、短納期、低価格につながる“高効率校正”を実現する。その結果、「オシロスコープ、マルチメーターなど電子計測機器から土木用計測器まで、ありとあらゆる計測器の校正・修理サービスをワンストップ、かつ、短納期、低価格で提供できる体制が整った」(小林氏)。

主な校正実績一覧

校正の悩みを解決する校正修理サイト『校正マスター』

校正修理サイト『校正マスター』

 その上でレックスは、レンタル事業の強みでもある“充実したWebサイト”の展開を“受託校正サービス”でも実施。計測機器の校正修理サイト『校正マスター』を開設し、校正に関するさまざまな情報/サービスを提供している。「校正したい計測器の型番を入力するだけで、校正内容の詳細を検索でき、自動見積もり(一部を除く)が取得できたり、問い合わせが行えたりする機能は、恐らく他にない“校正マスター”の大きな特長だ」(上山氏)とする。

 「“求められれば対応する”という姿勢は、レンタル事業だけでなく、校正サービスでも同じ。探しても見つからない、探すのが面倒であれば、直接、問い合わせ、相談いただければ可能な限り対応する」(小林氏)という。

 小林氏は「最近は、多くのセンサーを搭載する機器の開発が盛んで、それらの機器内部のセンサーを個々に校正する必要が生じて、当社にご相談いただくケースが多い。そうした計測器ではない、校正についても、できる限り対応している。とにかく、校正での悩み事があれば、当社に問い合わせてほしい」と呼び掛ける。

校正管理ツールを開発中 ―― ユーザーの負担軽減に向けて挑戦続く

開発中の校正スケジュール管理ツール「キャンプツール」の画面

 レックスでは、校正における“ユーザーの負担軽減”を掲げて、受託校正サービスの強化を図る方針。2017年第1四半期中にも、各種計測器の校正期限を一括管理できるオンラインツール「キャンプツール」を無償で公開する計画だ。従来、Excelなど表計算ソフトでの管理が一般的な校正スケジュールの管理に対し、専用のツールを用意し利便性を提供する。「ツールには、校正期限が迫ったことを知らせるアラート機能や、ツールから直接、見積もり依頼できる機能などを実装する。将来的には、校正中の代替機の手配が行える機能なども盛り込んで、計測のあらゆる管理が一元的に行えるツールを目指す」(小林氏)とする。

 「受託校正サービスを立ち上げた当初の想定をはるかに上回るニーズがあり、驚いているというのが率直なところ。あらゆる計測器の校正を一手に引き受けられるという点で、レックスの受託校正サービスが受け入れられていると考えている。今後も、計測、そして校正に関するあらゆる要望、困り事に応えられる計測器のディストリビューターを目指していきたい」(小林氏)

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提供:株式会社レックス
アイティメディア営業企画/制作:EDN Japan 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月14日

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