アナログ・デバイセズ社の最新ΣΔ型A/Dコンバータ「AD7173-8」は、オールインワン構成でマイコンとの相性抜群です! 差動入力で8チャネル、シングルエンドで16チャネルの入力を備え、分解能は24ビット ノイズフリー分解能(144dB)であり、0.1ppmの微小信号がノイズに埋もれないという特長を持つ。
AD7173-8は、高速なセトリングタイム、高精度、低消費電力、内蔵マルチプレクサでチャネル切り替え可能な、差動入力8チャネル/シングルエンド16チャネル、低インピーダンスの入力バッファなどが統合された、A/Dコンバータです。これらに加えて、2.5V低ドリフト(3.5ppm/℃)のバンドギャップリファレンス、オシレータ、温度センサーも内蔵されており、まさにオールインワン構成のA/Dコンバータです。
AD7173-8のデジタルインタフェースは、3ワイヤまたは4ワイヤのSPIインタフェースに対応しており、このインタフェース経由でマイコンやFPGAとデータの入出力を実現します。
AD7173-8ブロック図にあるように、ΣΔADCコアの後段に3種類のフィルタ機能が選べるデジタルフィルタブロックを内蔵しています。これによりシステムに最適な、セトリングタイム、S/N比、ノイズ除去性能を実現することが可能です。
デジタルフィルタ*)は、SINC5+SINC1フィルタモードでは、マルチプレクスされた入力チャンネル・スキャン・レートを最大化し、SINC3フィルタモードでは、シングルチャネルでの分解能を最大化します。さらにハムノイズ除去などのために50Hz/60Hzの帯域除去フィルタモードをポストフィルタとして動作させることも可能です。
*)デジタルフィルタ/SINCフィルタについては、ソリューションライブラリ「デジタルフィルターとアナログフィルター(1)――デジタルフィルター超入門編」でも解説されておりますのでぜひ参照ください。
アナログ・デバイセズはAD7173-8が適したアプリケーションとして以下のようなものを想定しています。
アナログ・デバイセズはAD7173-8の評価ボードとしてEVAL-AD7173-8SDZを提供しています。EVAL-AD7173-8SDZ はアナログ・デバイセズのSystem Development Platform(以下、SDP)に準拠しており、ここで使用されるSDPコネクタはSolution-Edgeで紹介しているインタポーザーボード「SE-SP01」を利用してルネサス エレクトロニクスのRenesas Starter Kit(RSK)にハードウェア的に接続が可能です。ルネサス エレクトロニクス製マイコンとのシステムレベルでの評価環境の構築がすぐに実現できます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:ルネサス エレクトロニクス株式会社 / アナログ・デバイセズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:EDN Japan 編集部/掲載内容有効期限:2014年5月31日
津田建二の技術解説コラム【海外編】に知ってるつもりの外国事情(6)――IMECに見る研究開発のあり方を追加
津田建二の技術解説コラム【歴史編】に半導体の温故知新(6)――MOSトランジスタの次はTFET?を追加
津田建二の技術解説コラム【入門編】に半導体の基礎知識(6)――パワー半導体の広がりを追加
津田建二の技術解説コラム【海外編】に知ってるつもりの外国事情(5)――ネットワーキングを積極的に活用しようを追加
津田建二の技術解説コラム【歴史編】に半導体の温故知新(5)――ノーベル賞を受賞した半導体デバイスは実用的かを追加
津田建二の技術解説コラム【入門編】に半導体の基礎知識(5)――ワイヤレスに必要な半導体を追加
津田建二の技術解説コラム【海外編】に知ってるつもりの外国事情(4)――業界用語の常識を海外と比較するを追加
津田建二の技術解説コラム【歴史編】に半導体の温故知新(4)――IBM30億ドル投資の裏にCMOSの凄さありを追加
ソリューションライブラリ「デジタルフィルターとアナログフィルター(4):デジタル信号処理を徹底比較! フィルター特性と窓関数も解説」を追加
津田建二の技術解説コラム【入門編】に半導体の基礎知識(4)――IoTを定義しようを追加
Solution-Edge関連ニュースに信号の絶縁とAD変換が1つでできる便利な素子 AD7403を追加
ソリューションコラムにアナログ・デバイセズの実用回路集「Circuits from the Lab」の使い方を追加
2014年9月、ルネサス エレクトロニクスのイベント「DevCon Japan2014」にて、加賀デバイスブースにてソリューションエッジのインターポーザボード「SE SP-01」を使ったデータ・アクイジション・システムのデモが披露されました。今回は、このデモの詳細を加賀デバイスの開発担当者自らがご紹介します。
アナログ・デバイセズの実用回路集「Circuits from the Lab」を活用して、ルネサス エレクトロニクスのマイコン評価環境とつないで、お手軽、簡単データアクイジションシステムを構築してみましょう!
ソリューションコラムでは、これまでSE SP-01を使用したさまざまなバリエーションのデモをご紹介してきました。今回ご紹介するのは、アナログ・デバイセズの超低消費電力18ビット1Mサンプル/秒のA/DコンバータAD7982を、なんとGR-KURUMIを使用して制御&デバッグをします!
電子工作好きの皆さんにはおなじみの小型電子工作ボード(ガジェット)「GR-SAKURA」。このGR-SAKURAにセンサーを接続していろいろな装置作りにチャレンジしている方も多いと思います。そして、いろいろ工作しているうちに「もっと高精度なセンサーを使いたい」という欲求が生まれているかと思います。でも、高精度センサーをGR-SAKURAを接続するには、結構な技術力が要求されます。そこで、今回、Solution-Edgeオリジナルのインターポーザボード「SE SP-01」を使って、GR-SAKURに高精度センサーを手軽に取り付ける手順とプログラムをご紹介します。ぜひ、皆さんもSE SP-01でGR-SAKURAを究極まで進化させてください。
前回のソリューションコラムでは、SE SP-01を使って手軽にシステム構築ができる一例を紹介しました。今回は、前回に組み上げた評価環境を実際に動作させていく様子をご紹介します。SE SP-01の素晴らしさを、よりご理解頂けると思います。
アナログ・デバイセズ製の各種デバイスと、ルネサスエレクトロニクス製マイコンボードを簡単につなぐことができるようになるインターポーザボード「SE SP-01」。実際どれくらい簡単なのでしょうか。早速、SE SP-01を使ってシステムを組んでみましょう。