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−55〜150℃動作の絶縁型DC-DCコンバータIC

» 2011年05月09日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 米Linear Technology社は2011年5月、フライバック方式の絶縁型DC-DCコンバータIC「LT3511」の高信頼性バージョンとなる「LT3511MP」の販売を開始した。−55〜150℃の接合部温度範囲で動作する。通信機器、車載機器、産業用機器、医療用機器といった用途に向ける。16端子MSOPで供給され、1000個購入時の参考単価は895円から。

 LT3511MPは、出力電圧を1次側フライバック信号から検出する。そのため、フォトカプラや3次巻線、信号トランスといった2次側出力からの帰還用部品が不要である。


 入力電圧範囲は4.5V〜100V。出力電圧は2本の外付け抵抗とトランスの巻数比で設定する。240mAの出力電流に対応するパワースイッチを内蔵しており、最大2.5Wの出力電力を供給できる。また、電流モード制御のスイッチング方式を採用しており、入力、負荷、温度の各条件の全範囲にわたり、標準で±5%の出力精度を実現するという。

 このほか、低電圧ロックアウト機能、出力電圧の温度補償機能などを備える。

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