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産業機器/医療機器向けのデジタル電源モジュール、15mm角で出力電流は17A

» 2011年10月11日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 Intersilは2011年10月、デジタル電源モジュール「ZL9117M」を発表した。デジタルPWM(パルス幅変調)コントローラ、パワーMOSFET、インダクタやその他の受動部品を1パッケージにまとめたもので、17Aの電流を出力することができる。さらに、ZL9117Mを並列に接続することで、より大電流を出力することも可能だ。パッケージには外形寸法が15mm×15mmのQFNを採用しており、77.8W/cm3という高い電力密度を実現している。1000個購入時の単価は19.11米ドル。サーバー機器の他、産業用機器、医療用機器、POL(Point of Load)といった用途に向ける。

 ZL9117Mの入力電圧範囲は4.5V〜13.2V。出力電圧範囲は0.6V〜3.6Vで、外付けの抵抗かPMBus(関連記事)によって設定可能だ。最大電力変換効率は95%。熱抵抗が11℃/Wと低いので、一般的な機器で利用する場合にはヒートシンクや冷却ファンが不要である。

 また、ZL9117Mには、マウス操作で電源のコンフィギュレーションが行える開発ツール「PowerNavigator」が標準で添付される。

 なお、ZL9117Mは、出力電流が12Aの「ZL9101MIRZ」と端子互換性を備えている。

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