イメージセンサー(撮像素子)は、CCD(電荷結合素子)センサーとCMOSセンサーに分けることができる。CCDセンサーの場合、映像信号成分を抽出するCDS(相関二重サンプリング)回路が必要である。一方のCMOSセンサーも、サンプルホールド回路が必要となる。
イメージセンサーから出力される信号を処理してデジタル信号を出力するICとしては、NXP SemiconductorsのA-Dコンバータ「TDA8784」やTIのAFE(アナログフロントエンド) IC「VSP2582」などがある(図4)。
ディスプレイの輝度を周辺環境に合わせて適切に管理することは、全ての電子機器、特に2次電池を搭載する機器の動作時間を延ばすには重要な事柄である。Intersilは、液晶ディスプレイ搭載機器のバックライトの輝度を制御したり、機器周辺の照度を検知したりする用途向けに、光センサーを幅広く取りそろえている。また、Texas Advanced Optoelectronic Solutions(TAOS)は、光センサーとA-D変換器を集積したインテリジェント光センサーを提供している。
Freescale Semiconductorのデジタル3軸加速度センサーは、移動、振動、タッピング、ダブルタッピング、衝撃、落下、傾きなどを検知することができる。携帯機器向けの「MMA8450Q」(図5)の場合は内蔵のDSPを用いることで、内部で変換したデジタル信号に対してさらに追加の演算処理を実施できる。3軸のどれかにかかる加速度が、あらかじめプログラムしておいた閾(しきい)値を超えた場合に、スリープ状態を解除するような割り込み信号を発生させることも可能だ。割り込み信号発生器の加速度閾値と時間閾値は。最終製品の開発者も簡単に書き換えることができる。
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