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150℃耐熱の車載用パワーインダクタ、エンジン制御モジュールなどに最適車載電子部品

TDKが開発した車載用パワーインダクタ「CLF7045-Dシリーズ」は、独自に開発した高耐熱材料の採用により−40〜150℃までの動作を保証している。

» 2012年05月17日 19時17分 公開
[朴尚洙,@IT MONOist]

 TDKは2012年5月16日、車載システムの電源回路に用いるパワーインダクタ「CLF7045-Dシリーズ」を発表した。独自に開発した高耐熱材料の採用により−40〜150℃までの動作を保証している。このため、高温環境のエンジンルーム内に設置されるエンジン制御モジュール(ECM)などにも利用できる。この他の用途としては、ABS(アンチロックブレーキシステム)やエアバッグ、ヘッドランプのDC-DCコンバータなどがある。サンプル価格は50円。2012年5月から、月間10万個の規模で量産を開始する予定だ。


 CLF7045-Dシリーズは、ベースレス/はんだレス構造の採用により部品点数を削減している。コイルの巻線や継線工程に自動機を導入して、生産を半自動化したことも特徴となっている。

 外形寸法は6.9×7.2×4.5mm。インダクタンスは1.0〜470μHで、直流抵抗は9.6m〜1.42Ωである。

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