ローデ・シュワルツ・ジャパンは、オシロスコープ「R&S RTEシリーズ」に1.5GHz/2GHzモデルを追加した。入力感度は、50Ωカップリング時に、ハードウェアで500μV/divを帯域制限なしで可能にしている。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2015年4月、オシロスコープ「R&S RTEシリーズ」に1.5GHzモデルの「R&S RTE1152」「R&S RTE1154」、2GHzモデルの「R&S RTE1202」「R&S RTE1204」を追加したと発表した。
R&S RTE1152/R&S RTE1154/R&S RTE1202/R&S RTE1204は、フロント・エイドのノイズフロアを大幅に改善している。入力感度は、50Ωカップリング時に、ハードウェアで500μV/divを帯域制限なしで可能にした。チャネル数は、R&S RTE1152/R&S RTE1202が2チャネル、R&S RTE1154/R&S RTE1204が4チャネルとなる。
従来のR&S RTEシリーズ同様、波形更新レートは100万回/秒で、高速FFT機能や
デジタル・トリガ機能なども備えた。サンプリング・レートは5GSa/sで、メモリは1チャネル当たり最大200Mサンプルまで拡張できる。さらに、MSO(ミックスド・シグナル・オプション)により、5GSa/sのサンプリング・レートで最大16チャネルまで使用できる。また、10.4型XGAのスクリーンとGUIなどにより、設定が複雑なマスク試験でも直感的に操作できる。
本体価格(税別)は、R&S RTE1152が195万6000円、R&S RTE1154が235万1000円、R&S RTE1202が211万2000円、R&S RTE1204が265万5000円。R&S RTE-K17高分解能(HD)モードと併用することで、μVオーダーの電圧波形も観測可能になるという。
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