ローデ・シュワルツ・ジャパンは、デジタルオシロスコープ「R&S RTO2000」シリーズに、6GHzモデルを追加した。16ビットの垂直解像度と、波形更新レート100万回/秒の性能を備えている。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2017年2月、デジタルオシロスコープ「R&S RTO2000」シリーズに、6GHzモデルの「RTO2064」を追加し、発売した。最大16ビットの垂直解像度を備え、微小信号の細部まで詳細に解析できる。
6GHzの帯域幅に対応したことで、高速通信インタフェースに加え、5GHz帯域のIEEE 802.11acコンポーネントの無線インタフェースなどもテストできる。また、複数の測定機能を1ボックスに搭載したことで、マルチドメイン機能も装備した。これにより、1台で最大6GHzの帯域幅を持つセンサーやプロセッサ、電源の解析ができるという。
波形更新レートは100万回/秒で、散発的な信号障害も迅速に捕捉可能だ。他にも、図形を使ってトリガー条件を指定するゾーントリガー機能、2Gのポイントメモリ、12.1インチのタッチスクリーン、LEDで色分けされたコントロールノブなどを搭載。トリガーとデコード機能、コンプライアンス・テスト、シグナル・インテグリティ・テスト、I/Q分析、アプリケーション開発ツールなども備えている。
価格は726万2000円(税別)で、年間で50台の販売を見込んでいるとした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.