STマイクロエレクトロニクスは、2〜40Aの定格電流に対応した1200V耐圧のシリコンカーバイド(SiC)ジャンクションバリアショットキー(JBS)ダイオードファミリーを発表した。
STマイクロエレクトロニクスは2017年5月、2〜40Aの定格電流に対応した1200V耐圧のシリコンカーバイド(SiC)ジャンクションバリアショットキー(JBS)ダイオードファミリーを発表した。オンボードバッテリーチャージャ(OBC)やプラグインハイブリッド車(PHEV)用充電器などの車載用システム、無停電電源装置、太陽光発電システム用インバーターなどの用途に向ける。
同社のSiCダイオードは低VFな順方向電圧を持つため、より低い定格電流かつ安価なダイオードで、効率と信頼性の高いシステムを構築できる。この低VFは、効率の最大化に加え、リカバリー特性、温度特性などの向上、アプリケーションの動作温度の上昇防止と長寿命化にも貢献するという。
車載用規格「AEC-Q101」に準拠した製品もそろえる。パッケージは、表面実装型のDPAK HV(高電圧)とD2PAK、挿入型のTO-220ACとTO-247LL(ロングリード)。1000個購入時のサンプル価格は、TO-220ACパッケージを採用した定格電流10Aの「STPSC10H12D」が約2.50米ドルとなっている。
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