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精度誤差0.77%のTurbo MAPセンサーインフィニオン KP276

インフィニオン テクノロジーズは、精度誤差0.77%のXENSIV絶対圧センサーシリーズ「KP276」を発表した。センサーに外付けNTC温度センサー1つ分の信号処理回路が組み込まれ、圧力と温度、両方の信号を1つのインタフェースで出力できる。

» 2019年07月23日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 インフィニオン テクノロジーズは2019年6月、高精度のXENSIV絶対圧センサーシリーズ「KP276」を発表した。自然吸気やターボ(Turbo MAP)型のディーゼル、ガソリンエンジン、排気ガス循環装置の吸気圧(MAP)の測定に適したデジタルTurbo MAPセンサーとなる。

XENSIV絶対圧センサーシリーズ「KP276」

 同シリーズのセンサーには、外付けNTC温度センサー1つ分に相当する信号処理回路が組み込まれており、圧力信号と温度信号の両方を1つのデジタルインタフェースで出力できる。精度誤差0.77%(FSS:フルスケールスパン)と高精度だが、現在、さらに高精度なFSSが0.5%のバージョンについても開発が進んでいる。

 また、同センサーに搭載されたSENTインタフェースは、フレーム長が846マイクロ秒、NTC起動時間が定格10ミリ秒と短く、測定速度やデータ転送速度が同社従来品よりも高速化している。

車載用IC規格に対応、腐食性物質からも保護

 圧力範囲10k〜400kPaに対応し、圧力分解能と温度分解能はともに12ビット。自己診断機能も搭載している。

 センサーは温度範囲−40〜+150℃で、ヨウ素や排気ガス凝縮液など腐食性の物質から保護されている。車載用電源IC規格AEC-Q100に対応しており、エンジン制御など厳しい条件下で使用可能だ。SMD-8パッケージで提供される。

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