最大5Mビット/秒の通信が可能な車載向けSBC : インフィニオン Mid-Range+SBC、Lite SBCファミリー
インフィニオンテクノロジーズは、自動車用途で最大5Mビット/秒の通信が可能なシステムベースチップ「Mid-Range+SBC」ファミリーと「Lite SBC」ファミリーを発表した。
インフィニオンテクノロジーズは2018年9月、自動車用途で最大5Mビット/秒の通信が可能なSBC(システムベースチップ)の「Mid-Range+SBC」ファミリーと「Lite SBC」ファミリーを発表した。Mid-Range+SBCは現在販売中で、Lite SBCは同年10月から販売を開始する。
Mid-Range+SBCファミリーは、CANトランシーバーを1個、LINトランシーバーを最大2個搭載した、最大出力250mAのリニア電圧レギュレーター付きSBC。外部負荷を4つのハイサイドスイッチで駆動できる。ボディコントロールモジュールやゲートウェイモジュールなどに適している。
左から「Mid-Range-SBC-TLE9263-3BQX」、「Lite-SBC-TLE9461-3ES」、「Lite-SBC-TLE9471-3ES」
Lite SBCファミリーは、エントリーレベルのSBCで、CANトランシーバ1個を搭載する。ハイサイドNチャンネルパワーMOSFETを駆動するためのチャージポンプを備え、スリープモード時に外部負荷を切断して、暗電流を低減できる。車載ワイヤレス充電器や窒素酸化物センサー、ギアシフター、照明制御装置などに広く利用できる。
両ファミリーともに、パーシャルネットワーキング機能を選択すると、ECU(電子制御ユニット)をスリープあるいはストップモードに切り替えて消費電流が低減できる。さらに、電圧低下の監視、リセット機能付きウィンドウウォッチドッグ、動作モードや出力がフェイルセーフ設計になっているなど、ECUを安全に動かす診断、監視機能も備える。
USB Type-C、PD用コントローラー
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、USB Type-C、USB PD用のコントローラー「TPS65987D」「TPS65988」を発表した。100Wまたは200Wの電力供給が可能で、電源経路を完全統合して設計の簡素化に役立つ。
低消費電力、高スループットのデジタルアイソレーター
Maxim Integrated Productsは、デジタルアイソレーターの新製品「MAX22445」を発表した。4分の1の消費電力で2倍のスループットを提供する。
USB Type-C対応のアナログオーディオスイッチ
オン・セミコンダクターは、保護機能付きアナログオーディオスイッチ「FSA4480」と双方向電流検出アンプ「NCS21x」シリーズを発表した。どちらも小型パッケージで、USB Type-Cアプリケーションに対応する。
高度な光制御機能を提供するDLP Picoコントローラー
日本テキサス・インスツルメンツは、3Dスキャナーや3Dプリンタ製品向けに高解像度と高度な光制御機能を提供する、DLP Picoコントローラー「DLPC3470」「DLPC3478」「DLPC3479」を発表した。
車載IVI向けのインタフェースブリッジIC
東芝デバイス&ストレージは、車載インフォテインメント(IVI)システム向けのインタフェースブリッジICとして、ディスプレイシステム用、カメラシステム用、HDMI搭載システム用の4種類を開発、サンプル出荷を開始する。
ITとOTネットワークを融合する「TSN」の概要と実装
産業向けIoT(IIoT)の実装で直面する大きな課題の1つは、情報技術(IT)と運用技術(OT)におけるネットワークの融合である。本稿では、これらネットワークの融合を実現する「IEEE 802.1 TSN(Time Sensitive Networking)」の概要と実装について解説する。
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