小型長寿命の基板自立形アルミ電解コンデンサー:ニチコン LGXシリーズ
ニチコンは、従来のアルミニウム電解コンデンサー「LGX」シリーズから体積比最大28%小型化した、基板自立形アルミ電解コンデンサーを発表した。直径22mm×高さ25mm〜直径35mm×高さ60mmの28サイズをそろえる。
ニチコンは2020年4月、従来のアルミニウム電解コンデンサー「LGX」シリーズから体積比最大28%小型化した、基板自立形アルミ電解コンデンサーを発表した。直径22mm×高さ25mm〜直径35mm×高さ60mmの28サイズをそろえる。同年9月からサンプル出荷を、2021年1月から月産30万個体制で量産を開始する。
基板自立形アルミ電解コンデンサー
新開発の高容量電極箔をアルミ電極箔に採用し、小型化を図った。また、最適な電解紙を使って電解液を保持することで、長寿命化を可能にした。
定格電圧は450VDC。定格静電容量範囲は120〜1000μF、−25〜+105℃の温度範囲に対応する。従来製品と同様に、105℃で5000時間保証の耐久性を備える。
主な用途として、電源の小型化や省スペース化が進むサーバ電源、スイッチング電源などを見込む。
- アルミ電解コンデンサーの小型新シリーズ
TDKは、ネジ端子形アルミニウム電解コンデンサーの新シリーズ「B43707」「B43727」を発表した。小型で、最大63.9A AC(100Hz、60℃において)と高いリップル電流耐量を備えている。
- 長寿命、高リップルのアルミ電解コンデンサー
日本ケミコンは、産機インバーター向けに、長寿命かつ高リップル電流対応の基板自立型アルミ電解コンデンサー「LHJ」シリーズを開発した。従来比最大60%の高リップル化とともに、105℃で5000時間の寿命を保証する。
- 大容量の導電性高分子アルミ電解コンデンサー
パナソニック インダストリアルソリューションズは、大容量の導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「ZKU」シリーズを発表した。大容量化、大電流化によってコンデンサー員数の削減と小型化が可能になり、基板面積を削減できる。
- 150℃1000時間保証の車載向けアルミ電解コンデンサー
ルビコンは、150℃での動作を1000時間保証する、チップ形アルミ電解コンデンサー「TSV」シリーズを開発した。−40〜150℃の温度範囲で動作し、高温対応が求められる車載機器に対応する。
- アルミ電解コンデンサー(1)―― 原理と構造
今回から、湿式のアルミ電解コンデンサーを取り上げます。古くから、広く使用される“アルミ電解コン”ですが、さまざまな誤解、ウワサ話があるようです。そこで、誤解やウワサに触れつつ、アルミ電解コンの原理や構造、種類などを説明していきます。
- アルミ電解コンデンサー(2)―― 箔の様子
今回はアルミ電解コンデンサーのキーパーツの1つである箔(はく)の様子について詳しく説明していきます。
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