NXPセミコンダクターズは、マイクロコントローラー「LPC5500 MCU」シリーズに「LPC551x」「LPC55S1x」ファミリーを追加した。Arm Cortex-M33を搭載し、消費電流を32μA/MHzに抑えた。
NXPセミコンダクターズは2020年5月、Arm Cortex-M33ベースのマイクロコントローラー「LPC5500 MCU」シリーズに、「LPC551x」「LPC55S1x」ファミリーを追加した。既に量産出荷を開始しており、1万個一括購入時の推奨小売単価は0.97米ドルから。LPC55S16ベースの評価ボードも推奨小売単価41.18米ドルで提供する。
最大駆動周波数150MHzのArm Cortex-M33を搭載し、消費電流を32μA/MHzに抑えた。オンチップフラッシュは最大256Kバイトで、SRAMは最大96Kバイト。最大9個のFlexCommインタフェースは、SPI、I2C、I2S、UARTとして設定できる。専用DMAコントローラーを備えたCAN FDモジュール、HSモードとFSモードをサポートするPHY内蔵デュアルUSBも搭載している。
「MCUXpresso」ソフトウェアとツールにより、Arm TrustZone、リアルタイム暗号化向けPRINCEモジュール、セキュアブートとアンチロールバック保護機能など、先進のセキュリティ機能もサポートする。
コスト効率の高い40nmフラッシュ技術を採用するほか、ピンやソフトウェア、周辺機器との互換性を備えることで、開発期間の短縮にも貢献する。HLQFP100、VFBGA98、HTQFP64パッケージで提供する。
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