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スターターキットの活用方法Q&Aで学ぶマイコン講座(69)(3/4 ページ)

» 2022年02月03日 10時00分 公開

(2)STM32 Discovery開発ボード

 STM32 Discovery開発ボードには、STM32 Nucleoボードと比べて多くの部品が実装されています。具体的な実装部品は製品ごとに異なりますが、その製品の特徴を表すことができる部品が実装されています。そのため、ボード単体で各マイコンの特徴ある機能を動作させることができます。言い換えると、簡単なデモンストレーション用ボードとして使用できます。例えば、STM32L496AGマイコンは低消費電力を特徴とし、オーディオ機能などが内蔵されているため、Discovery開発ボードには、消費電流測定機能や、I2S用オーディオCODECとステレオジャックなどが実装されています。この他にも、STM32L496AGの特徴ある機能を動作できる部品を実装しています(図3)

図3:STM32 Discovery開発ボード例
(STM32L496AG Discovery開発ボード)[クリックで拡大]

評価用ボード

 評価用ボードには、マイコンに内蔵されている周辺機能を全て評価できる周辺部品が実装されています。例えば「STM32L476ZGT6」には、次の機能や部品が実装されています。

  • USB
  • USART
  • デジタルマイク
  • ADCおよびDAC
  • ドットマトリックスTFT LCD
  • LCDガラスモジュール
  • IrDA(バージョンMB1144 Cまでサポート)
  • LDR
  • SRAM
  • NORフラッシュメモリデバイス
  • Quad-SPIフラッシュメモリデバイス
  • microSD
  • シグマデルタ変調器
  • SWP付きスマートカード
  • CANトランシーバー
  • EEPROM
  • RF-EEPROM

 さらに、拡張ヘッダを使用することでラッピングボードなどの拡張ボードを接続でき、さらなる機能拡張が可能です。

 各機能の部品の接続図とサンプルソフトウェアは、STのWebサイトからダウンロードできます。

 ユーザーが製品を開発する段階で、評価用ボードを使ってソフトウェアを開発し、試作段階になったら評価用ボードのハードウェアから必要な回路を抜き出して試作用のボードを作り、評価用ボードで開発したソフトウェアを動作させることができます。

 このように評価用ボードを活用することで、効率良く短時間で開発から試作まで行えます(図4)

図4:STM32評価ボード(EVALボード)例
(STM32L476ZGT6 EVALボード) [クリックで拡大]

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