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デジタルマルチメーターをシステムで使う初めて使うデジタルマルチメーター(5)(2/6 ページ)

» 2023年01月06日 10時00分 公開
[TechEyesOnline]

外部トリガー機能の設定

 前面パネルにある「Acquire」キーを押すと、下図の画面が表示されてトリガー条件が設定できるようになる。

 34461Aが持つ多くのトリガー機能のうち、基本的な操作についてのみ説明する。

<strong>図2:34461Aでのトリガー設定の初期画面</strong> 図2:34461Aでのトリガー設定の初期画面[クリックで拡大]

 最初にトリガーの種類を選択する。34461Aには下記の3つのトリガーが用意されている。

  • Auto

デジタルマルチメーターは、1つの測定が完了するとすぐに新しいトリガーを自動的に発生させて測定を継続させる。一般的な使い方ではAutoを選択する。

  • Single

デジタルマルチメーターの前面パネルの「Single」キーが押されるたびに、トリガーを1つ発生させて測定を行う。

  • Ext

指定されたトリガースロープの信号が背面パネルにある「Ext Trig」コネクターに入力されるたびに、デジタルマルチメーターは測定を実行する。

 表示画面にある「Trg Src」キーを押すと、トリガーの種類を選択できる。外部トリガーを設定した時は、下図に示すようにトリガー信号のスロープを「立ち上がり」か「立ち下がり」から選択できるようになっている。

<strong>図3:34461Aでの外部トリガー(Ext)の設定画面</strong> 図3:34461Aでの外部トリガー(Ext)の設定画面[クリックで拡大]

 この設定の状態で、外部制御信号によってデジタルマルチメーターにトリガーを与えて1回の測定ができる。1回のトリガーで複数回の測定をする場合は、「Samples/Trigger」のキーを選択して回数を入力する。

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