車載USB3.2対応基板対ケーブルコネクター:日本航空電子工業 MA07
日本航空電子工業は、USB3.2伝送に対応した車載向け基板対ケーブルコネクター「MA07」シリーズの販売を開始した。最大データ転送速度は20Gビット/秒となっている。
日本航空電子工業は2023年9月、USB3.2伝送に対応した車載向け基板対ケーブルコネクター「MA07」シリーズの販売を開始したと発表した。
車載向け基板対ケーブルコネクター「MA07」シリーズ 出所:日本航空電子工業
USB3.2に対応したことで、最大データ転送速度が10Gビット/秒×2レーンの20Gビット/秒となっている。また、DisplayPort1.4にも対応していて、最大データ通信速度は8.1Gビット/秒×4レーンの32.4Gビット/秒となった。
レセプタクルはリール梱包で、スルーホールリフローに対応した。プラグおよび中継レセプタクルは、ハーネス完成品で提供する。
斜め挿入を防ぐアウターハウジングを採用。4種のキーバリエーションを備えていて、誤嵌合を防ぐ。ケーブルの高速伝送ラインにはSTPケーブルを用いた。また、中継ハーネスはオプションでクリップ追加できる。
極数は24極で、定格電圧が20V、耐電圧がAC100V(嵌合状態で1分間印加)。−40〜+105℃の温度範囲で使用できる。他に、絶縁抵抗が嵌合状態で10MΩ以上、適応基板が厚さ1.2〜1.6mm、定格電流がGND3Aおよび信号0.25Aとなった。
ヘッドユニットとI/Oボックスとの間など、IVI(車載インフォテインメント)での用途に適する。
- フローティング量±0.8mmに拡大、基板対基板コネクター
日本航空電子工業は、内装用フローティングタイプ基板対基板コネクター「MA01」シリーズに、フローティング量を拡大した「MA01F030VADJ」を追加した。フローティング可動量が、従来品のXY方向±0.5mmから同±0.8mmになっている。
- 北米、日本市場向けのEV充放電用コネクター
日本航空電子工業は、同社のEV充放電用コネクター「KW1C」シリーズに、北米や日本市場向けのUL認証およびJCS規格対応品を追加し、販売を開始した。EVの急速充電やV2Xといった用途に適する。
- 着脱式圧着端子搭載、航空宇宙産業向けコネクター
リテルヒューズは、着脱式圧着端子を搭載したコネクター「MDMA-MDMB Micro-D」シリーズの販売を開始した。はんだ付けや収縮チューブを用いずに、カスタムケーブルハーネスを作成、再加工できる。
- 基板専有面積が従来比半分以下の同軸コネクター
SMKは、小型同軸コネクター「IA」シリーズを開発した。同社従来品の縦型コネクター「FAKRA」と比べ、基板占有面積が約56%縮小している。DC〜6GHzをカバーする高周波特性を備えるほか、嵌合ロック機構付きで接続信頼性に優れる。
- VLC対応垂直型OSFPコネクター
山一電機は、VLCプラットフォームに対応した垂直型OSFPコネクター「OSFP-VLC」を開発した。既存のモジュールや実装技術、信号伝達技術のみを用いて、112G伝送に対応したデータセンター内の機器を構築できる。
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