基板専有面積が従来比半分以下の同軸コネクター:SMK IAシリーズ
SMKは、小型同軸コネクター「IA」シリーズを開発した。同社従来品の縦型コネクター「FAKRA」と比べ、基板占有面積が約56%縮小している。DC〜6GHzをカバーする高周波特性を備えるほか、嵌合ロック機構付きで接続信頼性に優れる。
SMKは2023年3月、小型同軸コネクター「IA」シリーズを発表した。既に受注を開始しており、2023年8月の量産開始を予定している。
小型同軸コネクター「IA」シリーズ 出所:SMK
IAシリーズは、同社従来品の縦型コネクター「FAKRA」と比べて基板占有面積が約56%縮小した。また、DC〜6GHzをカバーする高周波特性を備えている。
嵌合ロック機構を用いた、フルロック構造を採用。これにより、接続信頼性が高く、車載用途において必要な、走行時の強い振動や衝撃などへの耐久性に優れる。また、プラグとレセプタクルとの嵌合部が誘い込み形状で挿入しやすいため、作業性の向上に寄与する。
定格電圧は60Vで、定格電流は1A。接触抵抗は中心が40mΩ以下、外部が100mΩ以下となっている。絶縁抵抗は1000MΩ以上、耐電圧は500Vだ。
使用温度範囲は−40〜+105℃。1.5D同軸ケーブルに適合しており、挿抜寿命は25回となっている。
スマートミラーやカーナビゲーション、ドライバーモニタリングシステムといった車載用途や産業機器用途に適する。
- 静電容量値検知回路をワンパッケージ化したIC、SMK
SMKは、静電容量値を計測、検知する回路をワンパッケージ化した「静電容量検知ハイブリッドIC」を開発した。対象物を入れた容器の外側に電極を貼り付けて同製品と接続することで、非接触での検知が可能となる。
- モバイル機器向けの小型アースターミナル
SMKは、モバイル機器向けの小型アースターミナル「Ultra Small Terminal」シリーズを開発した。使用高さ範囲の異なる4種類をラインアップし、スマートウォッチやスマートフォンなどのGND接続やアンテナ接続に適する。
- VLC対応垂直型OSFPコネクター
山一電機は、VLCプラットフォームに対応した垂直型OSFPコネクター「OSFP-VLC」を開発した。既存のモジュールや実装技術、信号伝達技術のみを用いて、112G伝送に対応したデータセンター内の機器を構築できる。
- 28GHz帯5Gスマホ向けB2Bコネクター検査治具
ヨコオは、28GHz帯に対応する5Gスマートフォンなどのモバイル端末向けに、B2Bコネクター検査治具「RF-FPC」を発表した。検査に関わる部品をFPC1つにまとめて、信号ロスを低減している。
- 車載向けにEMC性能を強化した同軸コネクター
ホシデンは、高いEMC性能を備えた車載用同軸コネクター「HVE1424」を発表した。自動運転や先進安全システム用ECU、5GおよびV2Xなどの通信インフラにおいて、ECUと同軸ハーネスの接続に適する。
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