800Vバッテリー監視向けソリッドステートリレー、ビシェイ：1414Vpeakの繰り返し絶縁電圧

ビシェイ・インターテクノロジーは、800Vバッテリー監視向けの1500V 1 Form Aソリッドステートリレー「VORA1150」を発表した。繰り返し絶縁電圧が1414Vpeakに達している。

[EDN Japan]

ソリッドステートリレー「VORA1150」 出所：ビシェイ・インターテクノロジー

　ビシェイ・インターテクノロジーは2025年11月、800Vクラスのバッテリー監視システムに向けた1 Form Aソリッドステートリレー「VORA1150」を発表した。既にサンプルおよび製品の提供中で、量産時の標準納期は8週間としている。

　同製品は、繰り返し絶縁電圧が1414V_peak、最大リーク電流が1μAとなる。自動車やエネルギー貯蔵、産業用途など、高電圧環境での絶縁、漏れ電流監視に適する。

5mmの出力ピン間沿面距離を確保

　4ピン構造を採用し、5mmの出力ピン間沿面距離を確保した。電子部品における沿面距離を規定した「DIN EN-60664-1」に準拠している。車載向け電子部品規格「AEC-Q102」にも準拠した。

　CTI値600のモールド材を採用し、高い信頼性を確保した。絶縁耐圧が5300VRMSで、ターンオンが150マイクロ秒、ターンオフが250マイクロ秒。アバランシェ耐量は、0.9mAになった。

　パッケージは4ピンのSMD-8を採用した。動作温度範囲は−40〜＋125 ℃になる。ハロゲンフリーでRoHSに対応した。