Inturai Venturesは、サイバーセキュリティ企業であるPQStationと提携し、防衛、高齢者ケア、ホームセキュリティ分野の接続機器向けの耐量子暗号技術を発表した。
Inturai Venturesは、サイバーセキュリティ企業であるPQStationと提携し、防衛、高齢者ケア、ホームセキュリティ分野の接続機器向けの耐量子暗号技術を発表した。この提携によって、Inturaiはこれらの市場においてPQStationの技術を展開する独占的権利を保有するという。
両社の提携は、Espressif Systemsの「ESP32」プラットフォーム上で、ポスト量子暗号(PQC)を用いたMQTTトラフィックのセキュリティ確保に焦点を当てている。ESP32はWi-FiとBluetoothを統合したデュアルコアのマイクロコントローラーSoC(System on Chip)であり、世界中で数十億台のデバイスが採用している。
暗号化は2つの構成でテストされた。1つはポスト量子暗号のみを使用する構成であり、もう1つはPQCと従来のセキュリティを組み合わせた構成だ。いずれの方式も強力な性能を維持し、低レイテンシかつ消費電力への影響も最小限であることを示した。これにより、小型で低消費電力のデバイスでも、将来の量子コンピュータによる脅威に対して安全に動作できることが実証された。
米国、カナダ、オーストラリア、EUでは、2026年までにポスト量子セキュリティへの移行を開始することが求められている。オーストラリアやEUを含む一部の法域では、防衛や医療といった重要分野において、早ければ2028年までに移行を完了しなければならない。
PQStationとの今回の共同開発は、リアルタイムセンサーネットワークにおける重要データの保護というInturaiの使命の中核を成すもので、同社が世界の重要分野に耐量子プロトコルを展開するための基盤となる。
ESP32モジュールの世界市場は2032年までに46億米ドル規模に達すると予測されている(Dataintelo)。今回の成果は同社の医療、ドローン、軍事分野のパイプライン全体に大きな利益をもたらすとInturaiは見込んでいる。
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