今回はオシロスコープの修理の続きだ。前回、オシロスコープのパネル表示が真っ黒だったので、液晶パネルのバックライトを強引に点灯させた。その結果、液晶パネルは破損しておらず、表示信号が届いていないことが分かった。オシロスコープのCPUが動作していない可能性が高い。
今回はオシロスコープの修理の続きだ。前回、オシロスコープのパネル表示が真っ黒だったので、液晶パネルのバックライトを強引に点灯させた。その結果、液晶パネルは破損しておらず、表示信号が届いていないことが分かった。オシロスコープのCPUが動作していない可能性が高い。
CPUはSamsung製「3c2440al」が使用されていた。289ピンのフリップチップICで、17×17のピン配列のハンダボールで制御基板にハンダ付けされていた。
筆者は25年ほど前に後工程の仕事を経験したことがあり、当時のフリップチップ実装の最大の弱点を思い出した。恐らく、不具合の原因はフリップチップICのハンダ付け不良だろう。
そこで友人に「300Wのヒートガンで加熱しながらチップを押し込めば、ハンダ付けが復活するかもしれない」とアドバイスした。友人は実際に300Wのヒートガンを使い、チップを押し込みながら果敢にハンダ不良の修理を試みた。
その結果、操作スイッチを押すと表示が反応するようになり、オシロスコープが動作を始めた。ただし、液晶画面は真っ白のままだった。調べてみると、液晶パネルの改造時にコネクターを壊していたようだった。試しに液晶のコネクターを押すと、画面に表示が出た(図1)
図1で示すように、液晶が点灯し、信号が表示された。液晶のコネクターをしっかり接続できればオシロスコープが修理完了できるかもしれない。しかし、液晶のコネクターは超小型で、安定して接触させるのは容易ではなかった。
液晶パネルを改造した写真を図2に示す。
図2では、白色のフラットケーブルをコネクターの黒いバーで固定している。しかし、コネクターを数回抜き差しした際に、黒のバーが割れてしまった。友人は300Wのヒートガンをうまく使ってCPU基板を復活させたが、次は液晶の修理に挑戦することになった。しかし悲劇はこの直後に発生した。
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