筆者が修理の技術を指導している友人が、難しいオシロスコープの修理に挑戦していた。今回はその修理の過程を報告する。修理していたオシロスコープは中国Hantekの「DS05062B」で、ヤフオクにジャンク品として出品されていたものだ。
筆者が修理の技術を指導している友人が、難しいオシロスコープの修理に挑戦していた。今回はその修理の過程を報告する。修理していたオシロスコープは中国Hantekの「DS05062B」で、ヤフオクにジャンク品として出品されていたものだ。オシロスコープの出品者も修理を試みていたようだ。オシロスコープの電源は正常だったが、液晶パネルには何も表示されず、真っ黒なままだった。パネルの液晶を点灯させれば、何か原因が分かるかもしれない。まずは液晶のスペックを確認した。液晶パネルの写真を図1に示す。
図1上部に、液晶の型名「AT070TN83 V.1」が記載されていた。データシートを探したところ、すぐに見つかった。まずはデータシートを基に、コネクターのピン数や配置を確認した。図2に示す。
| Pin No. | Symbol | I/O | Function |
|---|---|---|---|
| 1 | VLED | P | Power voltage for LED Driver |
| 2 | VLED | P | Power voltage for LED Driver |
| 3 | ADJ | I | Adjust the led brightness with PWM Pulse |
| 4 | GLED | P | Ground for LED circuit |
| 5 | GLED | P | Ground for LED circuit |
| 6 | VCC | P | Power voltage for digital circuit |
| 7 | VCC | P | Power voltage for digital circuit |
| 8 | MODE | I | DE or HV mode control |
| 9 | DE | I | Data enable |
| 10 | VS | I | Vsync signal input |
| 11 | HS | I | Hsync signal input |
| 12 | GND | P | Power ground |
| 図2:データシートを基に、コネクターのピン数や配置を確認 | |||
図2から、液晶パネルのコネクターのピン数は40ピンで、1〜5ピンで液晶の電圧を供給していることが分かる。3ピンの「ADJ」は明るさを調整しているようだ。液晶パネルのパターンを追跡したところ、図1右側の回路に電源とパルス信号が入力されていた。そこでこの回路に外部電源で5Vを印加したが、表示は点灯しなかった。パルス信号が必要なようだ。右下の2ピンのケーブルに+と−の表示があり、ここから生成した電圧を液晶のLEDへ供給していると推察された。そこで、外部電源をこの端子に印加して点灯を確認した。図3に示す。
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