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6〜12A出力の降圧DC-DCコンバータIC、高速応答と低負荷時の高効率が特徴

» 2011年12月21日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 マイクレル・セミコンダクタ・ジャパンは2011年12月、パワーMOSFET内蔵の降圧型DC-DCコンバータIC製品群「SuperSwitcher II」を拡充し、新ファミリ「MIC26xxx」として6品種を追加した。いずれの品種も、負荷応答特性を高める同社独自のアーキテクチャ「HyperSpeed Control」を採用する。4.5V〜28Vの入力電源電圧範囲で動作し、出力電圧は最小0.8Vに設定可能だ。出力電流は品種によって異なり、6〜12A。POL(Point of Load)電源や、通信ネットワーク分野のインフラ機器、産業用機器などに向ける。


 スイッチング周波数は600kHzで、効率は95%以上が得られるという。出力電圧の検出精度は±1%を確保した。6品種のうち3品種は、出力電流が6Aの「MIC26601」と、9Aの「MIC26901」、12Aの「MIC261201」。残りの3品種は、前述のHyperSpeed Controlに加えて、軽負荷時の効率を高める独自アーキテクチャ「HyperLight Load」も適用しており、最大負荷の1%以下においても80%以上の効率を確保できるという。6A品の「MIC26601」と9A品の「MIC26901」、12A品の「MIC261201」がある。

 低消費電力待機モードや、ソフトスタート、低電圧ロックアウトなどの機能を搭載した。過熱や短絡に対する保護も備える。パッケージは、放熱特性を強化した5×6mmの28端子MLFを採用した。6品種ともに量産品の受注を始めており、1000個購入時の単価は1.58米ドルから。

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